※2024年現在で、「つばめ式」ができるのは当院長だけです。また、当院長が認めた弟子も存在しないため、「東京つばめ鍼灸院長に師事」などと謳っていても当院とは無関係です。ご注意ください。
※当院では極力合成洗剤を用いずに洗濯したタオルと患者着を使用しております。元々、当院長は最近の臭害による健康被害を危惧しているため、基本的には院内の備品は極力無臭のものを、アロマオイルやディフューザーはすべて天然成分のものを使用しております。
最近は、東京都内の大学病院でもリハビリの一環として、鍼灸施術を取り入れるところが増えてきたようです。新聞やメディアにおいても、鍼灸治療の有効性がトピックとして取り上げられたりして、10年前に比べると、少しは世間の針灸に対する関心が高まったようにも思えます。
当院の鍼術は、日本の一般的な鍼術とは全く異なります(詳しくはこちらのページをご覧くださいつばめ式刺鍼法について)。とにかく刺鍼時の痛みや響きが強いため、初診の患者の多くは驚きます。しかし、ほとんどのケースにおいて、1~3回程度の施術で明らかな効果や変化を感じることができるため、患者は「痛くても治るから通っています。痛くて効果がなければ通いません」と口を揃えて言います。多くの患者からの証言を鑑みると、「ゴッドハンドです!」とか「名人です!」、「〇〇に選ばれました!」、「鍼灸マスターです!」、「メディアで紹介されました!」、「予約が取れない鍼灸院です!」などと自称している鍼灸師であっても、当院ほど即効性があり、効果が著しい鍼術は極めて少ないようです(2022年現在)。その証拠に、当院には全国各地から(たまに海外からも)患者が来院しています。
日本で行われている鍼灸施術は、主に日本独自の経絡治療や弁証治療と言われているものか、またはその派生系であり、どれも似たり寄ったりのようです。鍼治療は中国発祥ですから、中国針灸の古典に基づいた刺鍼法が日本にあっても不思議ではありませんが、そもそも、日本には中医経典の原典を中国語で解釈できる鍼灸師がほとんど存在せず、漢方薬や針灸の第一人者とか研究者などと自称している人々であっても、怪しく日本語訳された書物しか読めないことが少なくありません。訳本は一般的に誤訳が少なからずありますし、中医や針灸の研究を真摯に行おうと思えば、まずは中国語を勉強し、中国語で原書を読み解くべきなのです。したがって、日本国内の中医や針灸関係においては、まずは中国語ができるかどうかが、その人の専門性のレベルを見抜く1つの指標になると言えます。
近年、日本鍼灸が「刺さずして気を整える!」とか、「1つのツボで万病を治す!」とか、「気胸や肝炎も針で治せるんじゃ!」とか、「あんたには地縛霊が憑いておる!過去世からの因縁を絶つために退行催眠が必要じゃ!」とか、「鍼治療で地球の波長と一体化するんじゃ!」などと、世界的にみても特異な方向へ暴走し始めたのは、そもそもは日本に良質な中医経典の翻訳書が少なく、各世代の鍼灸師が中国語を勉強せず、原典をしっかりと読み込んでこなかったことに原因があるのではないかと思います。実際に、中国では中医経典から着想を得た革新的な針や刺鍼法が毎年のように発表されていますが、日本ではほとんど変化がみられないように思えます。
また、鍼灸の本場中国では、古代から鍼灸は「外科」、中薬(漢方薬)は「内科」であり、今も昔も医師が鍼灸を業としています。一方、日本では、中世においては健常者が鍼灸を業としていたものの、江戸期の徳川綱吉の時代に、杉山和一という全盲の鍼師が重用されて以降、按摩と同様に視覚障碍者が鍼灸を主として担うこととなり、西洋医学の流入による鍼灸医学の科学化を享受することができず、鍼灸の「外科」としての役割が「慰安」に成り下がってしまいました。当然、目が見えなければ先人の叡智の結晶である中医鍼灸経典を読むこともできず、外科的な施術も不可能となるため、鍼灸技術は自ずと発展せず、神秘主義的傾向を帯び、現代に至ってもスピリチュアルに傾倒する鍼灸師が増える結果になったと推察されます。
例えば、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の施術では、日本では下肢の経穴へ刺鍼して間接的に腰部の血流を改善させる、という古典的な方法が未だに行われています。中国でも、古代では、現在よりも太い針を使っていたことや、貴賤や寒暖の関係で体幹部の肌の露出を極力控えることが好まれたためか、四肢へ刺鍼する遠隔治療が好まれました。しかしながら、X線や超音波機器、MRI、CTなどの画像診断の恩恵を受けることができるようになった現在においては、中国では、医師が西洋医学的な診断に基づいた上で、直接患部へアプローチする刺鍼法が主流になってきています。
具体的には、先に挙げた腰痛などの場合は、中国では腰椎を変性させている根因は、腰椎に付着している大腰筋や多裂筋などが慢性的に収縮することで腰椎への張力および圧力が増加することにあると考え、それらの異常収縮を起こしている筋肉へ直接刺鍼します。腰椎の変性が酷い場合は、手術を最優先とすることもありますが、中国では黄帝針と呼ばれる古代針を進化させた針を用い、X線で数秒ごとに骨の位置などを確認しながら、ダメージを最小限にしつつも、最大限の効果が出るように刺鍼することが可能になっています。もちろん、他にも様々な種類の針があり、治療法も多岐にわたっています。
また、下肢に神経症状が出ていたとしても、多くのケースでは神経根部付近の筋肉や骨が上位神経を圧迫していることが多いため、日本の研究機関などで行われているような、下肢へ刺鍼して末梢神経を刺激するような刺鍼法よりも、神経の大元である大腰筋付近を狙う刺鍼法の方が根本的な治療になることが多いようです。残念ながら、慢性腰痛の類でも、日本では未だに下肢のみへ刺鍼するような刺鍼法が主流となっており、一過性に局所的な腰部の血流改善がみられたとしても、劇的な改善をみせるケースは少ないようです。
さらに、日本ではエビデンスなどと叫んでいるものの、神経学的かつ解剖学的に筋肉へ直接アプローチする科学的な刺鍼法が主流ではなく、ツボだけしか狙わないような刺鍼法ばかりで、確実な効果がすぐにみられ、完治を促すような、再現性のある刺鍼法は稀です。科学で最も重要なのは再現性であって、エビデンスと叫んでおきながら再現性がないのであれば、それはもはや似非科学と揶揄されても仕方がありません。実際に、日本の鍼灸院では、高い料金を払って何十回施術しても、相応の効果が得られないというケースが少なくないようです。このような現実が、患者や医師の鍼灸嫌いを助長させているのではないかと推察されます。
一般的に、日本古来の刺鍼法は、数本の細い針を浅くしか刺さない傾向にあります。その証拠に、日本の針メーカーが主として取り扱う鍼は長くても3インチまたは3寸、太さは0.2~0.3mm程度が主流で、1本ずつの個別包装が一般的です。日本の針メーカーは基本的に5万本以上でないと特注には応じてくれないことが多いようです。中国では長さ5インチ程度、太さも1.2mm程度までなら通常注文で発注できますし、それ以上のサイズでも特注すれば小ロットで製造してくれます。また、1回の施術で沢山の針を使うことが多いため、日本のような1本ずつの個別包装は非効率であるため一般的でなく、1パック10本入りが主流です。
中国語ができない鍼灸師は自ずと日本国内で鍼灸を学ぶだけになってしまいがちです。結果として、中国の最新鍼灸術を学んだり、老中医が好むような響きの出やすい太い針を使う機会に恵まれず、鍼灸師としての技術的な伸びしろが小さく、患者を治せず、鍼灸に絶望して廃業したり、転職するようになってしまうのではないかと推察されます。実際に、鍼灸院を開業しても、一向に患者が増えず、数年足らずで廃業せざるを得ない鍼灸師は少なくありません。もし、鍼灸院の経営を維持することができていたとしても、実際には患者が集まっておらず、患者が集まらないがゆえに、鍼灸師向けの怪しげな会員商法やセミナー商法、講習会などを主な収入源としているような鍼灸師も珍しくありません。
最近は、メディアが中国叩きをする傾向にあるため、明らかな効果がある治療法であっても、中国を臭わせるような、老中医的な刺鍼法をする鍼灸師がテレビや雑誌などで取り上げられることは稀です。このような状況が、日本で中国的な刺鍼法が普及しにくい1つの要因になっているのではないかと推察されます。もちろん、日本鍼灸界の古い組織が、自らの名誉や保身のために、日本古来の刺鍼法を否定するかのような、科学的かつ効果の高い刺鍼法を受け入れないたくない、という事情や、中国語で中医経典を読むことさえできない不勉強な鍼灸師が、達人を装って新米鍼灸師を指導しているがゆえに、相対的に技術が向上しにくいという実情などがある可能性もあります。
日本は所詮は小さな島国ですから、鍼灸業界においても井の蛙のような、閉鎖的な体質がみられるのは事実です。どんな業界にもありがちな、いわば既得権益で私腹を肥やしてきたような人々は、変化することを嫌いますから、難治とされていた患者を治せる画期的な刺鍼法が現れたとしても、受け入れたがらないのかもしれません。1度でも海外へ出たことのある人でしたら、こういうムラ社会的な実情を理解できるかと思います。
日本の多くの鍼灸流派においては、基本的に使う針は細く、短く、刺鍼本数は極めて少なく、ほぼ無痛に近い施術であることが主にみられる特徴です。特に、「气至」や「得气」の手法が重視されておらず、むしろ、刺鍼時の「響き」や施術後の「針ごわり」を根拠なく否とする傾向にあります。多くの中医経典には、刺鍼時に響きがないと明確な効果は得難い、と記されていますが、残念ながら、中医経典が乏しい日本においては、ほとんど知られてないようです。実際、日本的な刺鍼法では再現性に乏しいことが多いため、何回施術しても満足のゆく効果が得られないことが少なくないようです。つまり、同じような病態の患者に同じように施術しても、同じような治療経過、治療結果がみられにくいのです。つまり、科学に不可欠な再現性が不足しているのです。それゆえ、日本では鍼灸施術が効果的であるという社会的、一般的な認識は未だ少なく、医師や患者は「鍼治療なんて効くはずがない」と一蹴することも多いようです。
確かに、難治な患者がいるのも事実です。しかし、メディアで有名な鍼灸院に1年以上通っても治らなかった患者が、当院のような刺鍼法によって、数回で完治してしまうようなケースがあるのも事実です。では、なぜ、当院の鍼治療が断然に効くのかと疑問を抱かれる方がおられると思います。まずその要因として、前述したとおり、当院では針灸の本場中国において、中医師が常識としている得気を重視していることが挙げられます。ちなみに日本では、得気という言葉は未だ一般的ではありません。得気については「得気の重要性」というページをご覧下さい。
得気は簡単に言えば刺鍼時の響きのことですが、これは硬化した筋肉に針がちゃんと刺さった時に起こる現象であり、ズーンという重だるい針治療独特の感覚のことを指します。それまで得気について何も知らなかった鍼灸師が密かにこのウェブサイトを閲覧し、「私は得気を重視しておる!」なんて騒いでみても、得気についてしっかりと理解していなければ、効果的な施術を提供することは難しいでしょう。
特に、刺鍼部位によって針の長さや太さを細かく調整しなければ、硬化した筋肉に針が当たらず、得気が起きないため、効果がみられないことが多いです。日本には「気を動かせば良くなるんじゃ!」などと言って、1本の針を背や腹に当てるだけの鍼灸流派も実在しますが、私が来院する患者さんや知り合いの鍼灸師にヒアリングした範囲では、効果があったという話を聞いたことがありません。実際に、私もそういう針施術を4年ほど行ったり、有名な鍼灸師から受けていた時期がありましたが、明確な効果はほとんどみられませんでした。
多くの慢性疼痛や不快症状の原因はインナーマッスルの硬化によるケースが多く、この凝り固まった筋肉へ刺鍼しなければ、症状は改善しにくいようです。当然、すでに硬化している筋肉へ刺鍼すれば、刺鍼時に反射で筋収縮が起こる度合いが強まりますから、それだけ神経が刺激されるわけで、得気も強く感じられます。つまり、得気というモノは、凝った筋肉に針が刺さった時に神経が脳へと伝える、電気的な刺激、生体反応のようなものであると推察されます。
古代から中医は豊富な臨床経験を経て得気が出やすい対象物を言語化していますが、日本では得気がほとんど知られていないため、そのような中医用語が一部しか実在しません。対象物はその形成由来や深度、痛みの種類等により筋节、筋结、硬结、索条、条索、筋疙瘩、钝厚、变硬、紧张、胀硬、阳性反应物、纤维性结节、痛性结节、血瘀などに分類されています。現代人に多いのは肝气郁滞(气虚、气滞)とされ、いわば運動不足による索条(条索)が多く見られます。そのため、中医は索条(条索)を対象物として狙いを定め、刺鍼することがよくあります。特に圧痛部位や阿是穴への刺鍼が重要になりますが、日本ではこのような刺鍼法が一般的ではありません。刺鍼時の対照物が明確であれば、そこへ確実に刺入するための訓練を積み重ねれば上達は早く、より良い効果が得られる確率も上がり、再現性が高くなります。しかし、日本の多くの鍼灸流派で見られるような刺鍼法においては、脳内で対象物が明確化されておらず、漠然と刺鍼しがちで、まぐれ当たりに一喜一憂しやすい傾向にあります。
刺鍼部位によっては、留鍼時に鈍痛、重だるさの他、拍動性の痛みを感じたり、普段出ている患部の痛みがより強く再現されることがあります。また、刺鍼後は刺鍼した患部が筋肉痛のような痛みに変わったり、全身がだるくなったりします。しかし施術後1~3日くらい経つと、それまであった痛みや不快症状が完全に無くなるか、明らかに軽減します。重度の患者においては、一時的な好転反応といえるような状況がみられることがあり、痛みや病態が悪化したかのような状態になることも稀にありますが、施術を続けていくと、徐々に改善し、明確な効果を体感することができることが多いようです。
とにかく当院の針施術は痛いですが、多くの患者は口を揃えて「痛いけど超絶に効く」とか、「鍼治療が効くなんて思っていなかった」とか、「今までの鍼治療は何だったんだろう」とか、「どんな治療よりも効いた」などと言います。しかし、こればかりは、実際に体験してみないとわからないと思います。
もちろん、刺鍼時の痛みに耐えきれず、1回で来院しなくなる患者もいます。なるべく痛みの少ないような施術を心掛けていますが、基本的には重症であればあるほど、施術時の痛みが増加する傾向にあります。加えて、長年慢性痛などを抱えている患者は治癒までに時間がかかりますので、それなりの覚悟と忍耐が必要だと思います。病態が軽度であれば数回の施術で完治させることも可能ですが、重症だと改善するまで半年以上かかることがあります。
現在、日本の鍼灸施術で効果的なモノがあまりみられないためか、鍼灸自体に失望していたり、疑心暗鬼になっている患者が少なくないようです。こういう世情において、当院のような鍼施術は日本では完全にアウトローですから、当院に対して根も葉もないデマを流して営業を妨害する、同業者と思しき哀れな輩がいるのも事実です。まさに出る杭は叩かれる、というような状況です。
そんな状況にあっても、1人でも多くの患者が救われるよう、日々精進しているつもりです。もちろん当院長は全能ではありませんから、すべての患者を治せるような境地には未だ至っていません。しかし現状でも、来院する患者の90%くらいは完治または改善させています。確かに、最近は難治の患者が多いので、5%くらいのケースで全く歯が立たないような状況があるのも事実です。そういう5%に含まれたような患者が、当院に批判的な意見をするのは致し方ないことだと思います。
しかしそれでも、どこへ行っても改善しなかったような患者のうち、9割くらいを治しているわけですから、治すと謳って詐欺的に患者を集めて全く治さないようなイ〇チキ鍼灸院に比べたら、当院は遥かに患者の要望に応えることができていると言えるかもしれません。もちろん、来院する患者すべてを治せるようになるのが最善であることは承知しています。しかし、近年増加しているコロナ後遺症や慢性疲労症候群、繊維筋痛症、難治の偏頭痛(片頭痛)など、現代病と言えるような新種の如き病態が年々現れるため、来院患者をすべて治して帰すというのは、実現しがたいことであると考えています。
当院で治せる疾患は主に慢性頭痛(片頭痛、偏頭痛)や首肩こり、腰痛、背部痛、膝痛、肘痛、腱鞘炎、ムチ打ち症、各種スポーツ障害、生理痛、コロナ後遺症などの疼痛性疾患および運動器系疾患です。特にストレスや使い過ぎ、機械的牽引によって引き起こされる痛みなどに有効で、病院でのリハビリや投薬、マッサージなどで全く効果が見られなかったケースでも、多くの場合、比較的短期に改善または完治させることが可能です(手術歴があったり、脳や骨などに器質的な異常がある場合、病態が長年続いている場合、日常的ストレス過多な場合などは完治しにくいケースもあります)。主に神経内科学的、解剖学的、力学的に刺鍼ポイントを探りながら、『黄帝内経』に記されている斉刺や揚刺、短刺、最新の中医的刺鍼法などを応用した施術によって、多くの患者を治せるよう日々研究を続けています。実際に、日本古来の鍼灸流派とは全く異なる、深層筋への刺鍼を主とした針施術であるため、トリガーポイント注射や筋弛緩剤の投与、新薬、専門外来、有名な鍼灸院などで全く効果がみられなかった患者においても、明白なる改善をみせています(繊維筋痛症や筋筋膜性疼痛症候群、原因不明と診断された疼痛などにも有効ですが、薬物の副作用などによる疼痛、器質性病変によらないストレス性、または心因性疼痛などには効果がみられにくい場合があります)。さらに、当院独自の消毒・滅菌ガイドラインを作成し、多くの患者が安心して治療を受けられるよう最大限に配慮しています。