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新式速抜法(つばめ式)について

 
*以下の表はスマホを横向きにしてご覧ください。 
施術方式 基本刺激量
針のサイズ
×
留針時間
×
刺鍼本数
概要
針のサイズ
(太さ)
刺鍼痛
(術後のだるさ) 
 リスク
(地震や副作用)
回復速度 留針時間  鍼代 効果    
 新式速抜法
(つばめ式)


弱い













強い

最も刺針痛が少なく、安全かつ効果的な刺鍼法。旧式留針法に比べ、即効性が高く、副作用はほとんど見られない。重症者には極太針を使うため、刺針痛は若干強くなるが効果は最良。 中太 最弱 最低 最速 5分以内 平均
1,000円

良い
   
   
極太 強い 低い 速い 5分以内 平均
2,000円
最良    
旧式留針法


刺鍼本数が多く、留針時間が長いため、脳への累積負荷が高く、稀にめまいや吐き気、疼痛増悪、依存性等の副作用がみられる。新式速抜法(つばめ式)に比べ、効果は遅効性・不安定で地震時のリスクが非常に高い。 極細
または
中太
強い 高い 遅い 約40分 平均
1,000円
良い    
   
極太 最強 高い 遅い 約40分 平均
3,000円
不安定    
   

 
これまで当院ではより良い鍼治療を提供するため、10年以上にわたり、様々な刺鍼法を試してきました。現在では中国での鍼技術および鍼道具の進化とともに、過去には治すことができなかったような難治の病態も、最小限の刺激で、即時または短期間のうちに治すことができるようになりました。
 
2021年5月頃から、当院で試験的に開始した新式速抜法(つばめ式)は、これまで40分程度を要した施術時間を大幅に減少させることに成功し、旧式刺鍼法に比べ、安全かつ即座に、より良い効果を出すことができるようになりました。また、留針時間を最小限に止めることによって、脳への負担も最小限となり、これまで主に刺激過多(オーバードーズ)で起こっていたと推察される、めまいや吐き気などの迷走神経反射や、術後の疼痛増悪、強烈なだるさなどはほぼ見られなくなりました。さらに、部位ごとに細かく分けて刺鍼することにより、万が一施術中に地震が起こったとしてもすぐに抜針することができ、大量留針によるリスクを大幅に減らすことが可能になりました。
 
そもそも鍼治療は、視床下部への侵害刺激を利用した治療法ですから、脳への累積刺激が過多になると、治療効果が減少するばかりでなく、めまいや吐き気などの迷走神経反射、痛みやだるさの増悪、脳内麻薬放出過多による鍼依存性などの現象が出現することが珍しくありません。したがって術者は鍼施術に伴う侵害刺激、副作用、地震のリスクなどのデメリットを最小限に止め、最大限の効果を引き出せるよう努めねばなりません。なぜなら、術者の最も基本的な責務は、「安全な鍼施術を提供すること」だからです。
 
鍼治療の刺激量は主に、鍼のサイズ・種類、留針時間、鍼の刺鍼本数、鍼の操作方法などにより増減します。また刺激量の過不足は、患者の病態、体調、体質、精神状態、天候、季節などにも大いに影響されます。刺激量が適度であれば、鍼の副作用はほとんどなく、治療効果は良好かつ安定しています。しかし刺激量が不足していれば、効果はほとんどありませんし、逆に刺激量が過多であっても、良い効果は得られません。
 
患者が難治な病態であると、術者は往々にして、刺激量を増加させようと試みます。無暗矢鱈に太く長い鍼を用いたり、刺鍼本数を増やしたり、留針時間を長くするわけですが、刺激量を増やせば増やすほど、患者の筋肉は硬くなり、より難治になってゆきます。しかし、多くの鍼灸師はこの事実に気が付かず、「なぜこんなに刺激量を増やしているのに治らないのだろう?」と途方に暮れます。患者も増加する刺激量によって脳にダメージが累積し、元々あった症状が一向に変化しないばかりか、刺鍼後の倦怠感が抜けず、慢性疲労症候群のような状況を呈し、鬱になったり、精神に異常を来すケースもあります。術者によっては、このような患者の治療を放棄するケースがありますし、患者によっては鍼治療に絶望するケースもあります。
 
なぜにこのような状況が起こるかと言えば、答えは簡単で、刺鍼が侵害刺激であるからです。毎週2回も3回も、100本前後の刃物を約40分間、体に刺したままにしていて、脳が心地よく感じるはずがありません。鍼刺激が過多になれば、軽い拷問と同じ状況になりかねません
 
確かに、「太い針を長時間置いている方が効いている気がするんです!強めの方法でやって下さい!」と、患者自身が懇願するケースがあるじゃないか、と反論する鍼灸師がいるかもしれません。しかし、そういった患者を実際に診てみると、刺鍼後しばらく経つと症状がぶり返したり、筋肉の硬さが一向に取れない、というケースがほとんどです。
 
つまり、患者は強刺激で筋肉が萎縮し続けているものの、脳内麻薬放出による一過性の「快感」を「改善」であると、脳が誤認識している状態であると推察されます。つまり、針を留針すると脳への侵害度が増すため、脳内麻薬の作用によって針の侵害刺激を快感、改善であると錯覚してしまうのです。その証拠に、長期間に渡って強刺激を与え続けると、患者は過度の侵害刺激によって心身共に疲弊しているにも関わらず、狂信的に強刺激の鍼治療を求めるようになるケースがみられるようになります。
 
例えば、薬物中毒になった人々が、頬がこけるほど心身が衰弱していても、劇薬指定または麻薬指定された薬物を執拗に求めるように、鍼治療も刺激の与え方によっては心身に大きなダメージを与え、患者の状態を悪循環に陥らせる可能性があります。したがって、鍼治療においては、刺激量の適切なコントロールが最も重要になります。
 
中国では現在、鍼道具の大幅な進歩により、長時間留針したり、侵害刺激による軸索反射や血管拡張作用を利用せずとも、即座に症状を緩和させたり、痛みを取り除くことが可能になりました。当院でも、寝違えやぎっくり腰、偏頭痛、食いしばりによる顎の痛み、肩凝り、背中の痛み、腱鞘炎、膝の痛みなど、短時間・最小限の刺激量で、最大限の効果を出せるようになりました。また、脳への侵害刺激量を最小限に抑えることで、鍼治療のデメリットである、めまいや吐き気などの迷走神経反射や疼痛増悪などがみられることも、ほぼ無くなりました
 
世の中には「ゴッドハンド」や「名人」であるなどと自称して、詐欺的に患者を集めている治療者も少なくないですから、長年の慢性疼痛や不快症状が、たった数分の施術で改善または完治するなんて、信じられない人がほとんどでしょう。このような手技・治療法は、現状日本にはほとんど存在しないと思います。当院では、この画期的かつ先進的な鍼治療によって、1人でも多くの患者様のQOLが向上することを切に願い、日々研鑽に努めております。