希望者に限り、美容鍼施術を行っています。当院では開院以来、主に痛みに特化した鍼施術を提供して参りましたが、当院が10年ほど前に記した、『あなたの知らない「美容鍼」』というページを見た、という患者から、これまで、美容鍼に関する問い合わせを多く頂戴していました。その問い合わせの多くは、他院での美容鍼施術におけるクレームや事故に関する内容でした。現在でも、「他院で高額な回数券を購入し、しばらく美容鍼施術を受けたが、結局全く効果が感じられなかった」とか、「美容鍼施術後に、顔面部に強烈なカッサ施術を受け、内出血が酷く起きた」など、様々なお声を頂戴しています。
おそらく、多くの患者は、ウェブ上で美容鍼に関する正確な情報を得ることがないまま、時流に乗って美容鍼施術を受け、術後に現れた、予想外の事象に混乱し、藁にも縋る思いで、当院のウェブページに辿り着いたのでしょう。
当然ながら、鍼という医療機器を使用する以上、鍼施術にもデメリットが存在します。基本的に、鍼治療は低侵襲の侵害刺激を用いた治療法ですが、使用方法や衛生管理を誤れば、事故が起こり得ます。その一方で、鍼施術特有のメリットが存在し、適切に刺鍼すれば、難治の病態を完治させたり、他の治療法や療術では得られない、様々な治療効果を享受することができます。
当院では、専門家としての知見を踏まえた上で、鍼治療によるベネフィットとリスクを、患者である皆様にわかりやすく、正確にお伝えし、リスクを最小限に抑えた、最も効果的な刺鍼法を常に探求しています。
当院では、15年間にわたる臨床と研究を経て、「つばめ式刺鍼法(商標登録済)」と呼ばれる、低侵襲かつ即効性の高い刺鍼法を考案し、疼痛鍼灸領域において、目覚ましい功績を残してきました。そして、現在、美容鍼領域においても、他院とは全く異なる、より安全で効果的な刺鍼法を提供することが可能となりました。特に、他院では治療効果がほとんどみられない、食いしばりや顎関節付近の筋緊張によって起こる顔のこわばりや下顎片側移動の調整、皮膚の局所的炎症の改善、筋肉の局所的癒着によって起こる筋バランスの不均衡、顔のむくみなどにおいては、明らかな即効性を感じられる方が多いです。
・食いしばりや顎関節症、ストレスなどによる、下顎片側移動の修正(唇の歪みやフェイスラインの調整)
・繰り返し起こる、皮膚の局所的炎症の改善および予防(局所的なニキビや毛嚢炎の改善)
・基礎疾患がないにも関わらず起こる顔のむくみ改善
・肌のハリやツヤの向上およびシワの予防(肌のターンオーバー促進、頬のたるみ改善)
・顔面や頭部の慢性的なコリによる、表情筋のこわばり改善
・ヒップアップ、臀部や大腿部のたるみ改善
・巻き肩や猫背の改善
・筋膜の癒着や頑固なコリによる筋肉の局所的隆起や凹みの修正
・局所的な痩身(主に四肢のむくみ)、手足の冷え
・ガングリオンの予防
・生理不順(PMS)やストレス、更年期障害などによる肌荒れやイライラ、偏頭痛、首肩凝り、睡眠障害などの改善
・その他、婦人科系疾患や不妊治療も対応可能(不妊治療においては治療成績が特に良いです)
※顔面部へ施術する場合は、事前にお化粧を落としておいてください。ご来院前に洗顔しておいていただき、ノーメイクでご来院されるのがベストです。当院には洗顔スペースがありません。メイク落とし用の使い捨てシートはご用意してあります。
※顔のむくみや偏頭痛、頸肩こり、精神的ストレスによる不眠やイライラ、生理不順、更年期障害、ヒップアップなどに対する施術をご希望される場合は、2コマ以上の予約が必要になる場合があります(初診時は1コマのみのご予約となります)。
※施術後12時間程度は、ヘアカラーや縮毛矯正、整髪剤や各種薬剤の使用、お化粧は禁止です。また、筋トレやマッサージ、ストレッチ、過度の精神的ストレスも避けてください。
※施術後は、患部が微細な炎症を起こすため、アルコールや海鮮類、卵、小麦などのアレルギー性食品、冷たいものの飲食は控えてください。
※患部が乾燥したり、炎症を起こしてかゆい場合は、清潔な白色ワセリンを塗布するか、皮膚科医の指示に従って、適切な軟膏を塗布してください。
※施術後5-8時間程度は、患部に水がかからないようにしてください。施術日当日の入浴はシャワーのみ可能です。患部は優しく洗ってください。
※施術部位へのマッサージ、カッピング、カッサなどは、3日程度は避けてください。基本的に、当院では、強度のマッサージ施術や、カッピング、カッサはリスクが高いため、推奨しておりません。
※施術後に患部を隠す場合は、肌への刺激が少ないマスクなどを使用してください。
※施術後2週間程度は、患部へ直射日光や紫外線が当たらないようにしてください。
※稀に、施術部位に内出血がみられることがありますが、通常2-3週間で綺麗に治ります(特にコリが強い部位や血流が悪い部位は内出血が起こりやすいです)。内出血した部位は揉んだり、温めたりしないでください。
※術後は、刺鍼部位が一時的に重だるく感じられたり、痛みが増したり、皮膚の感覚異常が出現するなど、いわゆるダウンタイムがみられることがあります。一般的には術後数時間で徐々に消失しますが、稀にコリが重度だったり、局所的に血流や代謝が悪かった部位は、2-3日程度、ダウンタイムが続くことがあります。この場合は、治療を続けることで、少しずつ軽減します。