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*激しい腰痛の他に発汗、発熱などがある場合は先に病院で受診してください。また、70歳以上の場合は腰椎圧迫骨折の可能性もありますので、当院で施術を受ける前に、まずは医師の指示を仰いでください。
*すべり症、脊柱管狭窄症、腰椎分離症などのように腰椎が変性したことによる腰痛や、腰椎手術後の腰痛、悪性腫瘍による腰痛などは、残念ながら当院のような鍼治療でも完全に痛みをなくすことは困難です。
*腰痛の原因は主に背中部の筋肉、多裂筋、大腰筋、腰方形筋、殿筋にあることが多いです。しかし、腸骨筋に原因がある場合は、仰臥位と伏臥位2コマの施術が必要になることがあります。 
 
 
腰痛は腰部から下肢にある筋肉の異常収縮により、神経が締め付けられて痛みが出るケースが多いようです。確かに、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、腰椎分離症など腰椎の変性による腰痛もありますが、基本的には腰椎に付着している筋肉の慢性的な張力による圧力で引き起こされるものが大半です。したがって、病院でレントゲンやMRIを撮り、医者に何ともないとか、ぎっくり腰であるとか、慢性腰痛であるとか、あいまいな診断をされた場合は、筋肉の状態を改善しなければ、完治することはないでしょう。主に慢性腰痛の原因となっている筋肉は多裂筋、大腰筋、殿筋群、腸骨筋、起立筋群のいずれかです。これらの筋肉に的確に刺鍼することができれば、腰痛は簡単に治ってしまいます。長年の慢性腰痛でお悩みの方、毎年ぎっくり腰を繰り返している方、一度当院の長鍼治療を受けてみて下さい。ほとんどの患者様が、その効果を1回で体感しています。現在、慢性腰痛を真に完治させることが出来るのは、当院で施術しているような神経内科学的な長鍼治療のみだと思われます。
 
現在、慢性腰痛を根本的に治せる技術はほとんど存在しないようです。しかし、当院のような針治療であれば、ほとんどの慢性腰痛を治すことが可能です。鍼灸を知らぬ医者や怪しい鍼灸治療しか受けたことのない患者は信じられないでしょうが、ちゃんと針を刺せば腰痛は簡単に消えてしまいます。特に、筋肉の異常収縮による腰痛であれば、鍼で治る確率は非常に高いです。なぜなら、鍼は筋肉を弛め、血流を改善する効果があるので、鍼で筋肉を柔らかくする事が出来れば、筋肉の間・筋肉の周辺を走行している神経が解放され、痛みが消えるからです。

痛みはなぜ発生するのかというと、単純に、多くの場合、痛みを感じる神経が物理的に、何らかの形で圧迫されるからです。例えば、腰部に何らかの腫瘍があったり、椎間板の髄核が突出していたり、血液が鬱滞していたりして、その近辺にある神経を圧迫した場合などには、痛みが生じます。また、脊椎の感染症や骨髄腫、ガンの骨転移などでも痛みが生じます。しかし、腰痛は筋肉の異常によるものが大半であり、病院で何ともないとか、ぎっくり腰であるとか、慢性腰痛であるとか、あいまいな診断をされた場合は、筋肉の状態を改善しなければ、完治しないようです。

腰椎には小腰筋、大腰筋、腰方形筋、脊柱起立筋、多裂筋などが主に付着していて、腰痛が起きる場合、ほとんどはこの筋肉の異常収縮によります。最近は腸骨筋の異常収縮による腰痛も増えています。当院では、これらの筋肉に鍼を刺し、腰痛が完治するケースが多数あり、いわゆる、ぎっくり腰もほぼ一回の治療で完治させる事を実現しているので、筋肉の異常が腰痛を引き起こす、ということに確信を持てるのです。当然ながら、鍼で腰痛が治るのは筋肉の異常によるものだけで、脊椎自体に異常があったり、ヘルニアで髄核が馬尾神経を圧迫していたり、ガンが脊椎に転移していたり、尿路結石や尿管結石、膵炎などによる腰痛の場合は、それらを治療しなければ、いくら鍼で筋肉を弛めようとしても、腰痛を完全に無くすことは出来ません。

したがって、鍼治療で腰痛を治す場合は、まず、患者様側で信頼出来る病院でしっかりとした診断をしていただき、外科的手術、投薬治療などを要するならば、医師の指示に従うべきです(まれに、外科的手術が必要無いと思われる場合もありますので、疑わしい場合はいくつかの病院をハシゴするのも一つの安全策です)。

当院には、病院で治らない不定愁訴的な腰痛、原因不明と診断された腰痛、自律神経失調やストレスなどが原因であるとされた腰痛などを訴える患者が大勢来院します。私がみてきた限りでは、大半の腰痛患者は筋肉に異常がある(筋肉が硬直している)場合がほとんどで、その証拠に、筋肉を弛めるような鍼灸治療で完治してしまうケースがみられます。また、腰椎の異常、特に椎間板の損傷・摩耗(椎間板内の水分流出)やヘルニア(髄核の脱出)、下肢の異常(坐骨神経痛や足首の痛み・しびれ、ふくらはぎのけいれん・痛み・しびれなど)、臀部の異常(お尻の痛み、梨状筋症候群など)は、元々の原因は、先に述べた腰椎に付着する筋肉の使い過ぎによるものがほとんどです。

なぜなら、筋肉は使い過ぎると常に収縮し、短く硬くなるので、付着停止部である腰椎に張力が発生します。腰椎では張力が縦の圧力に変換され、軽い圧力が腰椎にかかっている状態ならば、椎間板という名の緩衝材でその圧力をある程度逃がすことが出来るのですが、それも限界に来ると、圧力は腰椎(骨)自体にかかるようになるので、最悪の場合は圧力を逃がしきれずに、椎間板の中の髄核が出てしまったり、椎間板自体が潰れてしまったり、靱帯が損傷したり、腰椎がずれたりして、その圧力拡散現象は終息を迎えるわけです。椎間板が含水性緩衝装置(クッション)としての役割を失い、椎体自体が接触するようになると、ひどい場合は外科的手術が必要になり、鍼治療ではどうにもなりません。しかし、根本的には筋肉をゆるめておかないと、再びヘルニアが発生するようです。

また、臀部(お尻)から下肢、足先までつながる神経は、すべて腰椎からスタートして足先まで下降していくので、腰の異常が過度になれば、その影響は足先にまで至ります。したがって、腰痛の予防および治療において重要なのは、先に述べた、腰椎に付着する筋肉をゆるめることであり、常にそれらの筋肉を柔らかい状態に保っておけば、腰椎への負担も緩和されますし、ぎっくり腰や椎間板の損傷(分離症・すべり症)・椎間板ヘルニア、靱帯の損傷、坐骨神経痛などが発症する、という最悪の事態は避けることが出来ます。

ぎっくり腰は主に小腰筋と大腰筋、または腸骨筋の異常収縮(けいれん発作、弛緩が困難になった状態)によるものですから、頻繁にぎっくり腰を繰り返す、という人は、慢性的にそれらの筋肉が硬く、血流が滞っており、酸欠状態・過緊張状態ゆえ、ちょっとした刺激で筋肉の収縮に歯止めがかからなくなり、ぎっくり腰と呼ばれる状態になるわけです。つまり、小腰筋・大腰筋が腰椎の前方に付着していますから、それらが異常収縮を起こして短くなると、背中をまっすぐにのばすことが困難になり、前かがみの姿勢しか維持出来なくなるのです。腸骨筋は腸骨稜から大腿骨小転子に付着していますが、同様に腰が曲がって伸ばせなくなります。当院では、確実にぎっくり腰を引き起こしている筋肉にアプローチし、痙攣を止めることができるので、介助されて来院したような患者であっても、治療後すぐに腰を伸ばして歩けるようになります。

しかし、大体において、ぎっくり腰と言うのはヘルニアを発症する前の、慢性腰痛終盤期であることが多いですから、1回の治療で背を伸ばせるようになっても、1週間ごとに鍼灸治療を続け、ある程度筋肉が弛むまで様子をみなければなりません。そうしないと、またぎっくり腰を起こす可能性があるからです。腰痛が完全に無くなるまでの平均的な治療回数は、6~12回くらいです。当然ながら、筋肉の状態が悪く、日常的に筋肉にかかるストレスの度合いが大きければ、完治までは時間がかかりますし、軽ければ数回の治療で治ります。

整骨院などで毎週のように赤外線を腰部にあてている患者さんもいるようですが、問題の筋肉は皮下6センチ前後、身体のほぼ中央に位置するインナーマッスル(深部筋肉)ですので、いくら温めても患部まで熱は届きません。腰椎にかかる圧力は、腰椎に付着する筋肉が下へ引っ張り下げることによって起こりますから、当然ながら、筋肉の硬化が進めば、重力の法則を考えても明白なように、腰椎下部(腰椎4、5番)に最も負担がかかります。したがって、腰椎ヘルニアの好発部位が腰椎4、5番なのが理解するのは容易ですし、腰椎分離症が進行してすべり症になるのも容易に理解出来ると思います。医者は「椎間板の変性や椎間関節の変性に関連して起こる。」などと言いますが、結局は腰椎に付着する筋肉に問題があるのです。あくまで、椎間板や椎間関節が変形するのは結果であり、まさに「木を観て森を観ず。」です。これでは何年、何十年かけて治療しても、完治しないはずです。西洋医学はとかく部分に囚われがちですから、腰痛に関しても多くの病名を作り出します。

しかし、結局ほとんどの腰痛は、筋肉の硬化に起因しているのです。筋肉の硬化に起因しない腰痛は稀です。しっかりとした診断をせず、むやみやたらに神経を圧迫している脊椎の一部を切除したり、人工靱帯ですべりのある部分の脊椎間の動きを抑えたりするのは危険です。それは、部分だけに囚われた対症療法でしかありませんし、たとえ痛みが消えたとしても、完治したとは言えません。身体に障害を負わせるに等しい無駄な行為になりかねません。医療が飛躍的に進んだ現代でも、手術には危険が伴いますから、 出来るだけ手術しない方向で色々と検討するのが賢明です。私個人としては、現状で腰痛を完治させる事が出来るのは、長鍼を用いた鍼治療だけだと確信しています。

「腰椎椎間板性急性腰痛」と言うと難しく聞こえますが、実際は単なるぎっくり腰、つまりは小・大腰筋の痙攣によるものが大半です。医師は診断・検査をしても、原因が良くわからぬ腰痛にはこういった抽象的な、ややこしい病名を付けるものです。ぎっくり腰は何の治療を施さずにおいても、しばらく安静にしていれば回復します。しかし、ひどい場合は続発的に椎間板の損傷をきたしたり、髄核が脱出し、ヘルニアと呼ばれる状態になります。当然ながら、神経走行上、下肢へも痛みやしびれといった異常感が放散します。

腰椎に付着していて、大半の腰痛の原因となる小・大腰筋は、腰の奥深く(腰の皮膚表面から7cmくらい下)に存在するので、あん摩(マッサージ)をしたり、赤外線を当てたり、温泉に入ったり、お灸をすえたりするだけでは、完全にほぐしたり、弛めることは困難です。したがって、そこまで確実に到達する長さの鍼(いわゆる3インチ以上の長鍼)で治療しなければ、満足な効果を得ることはできないでしょう。

最後に、痛みは全てにおいて、脳が発する最終警告ですから、その原因を解明し、痛みの諸悪を一掃しなければなりません。つまり、痛みというものは、「それ以上動かさないで!」という身体のサイン(しるし、徴候)ですから、それを無視して無理に動いてしまったら、大変なことになる場合もあるわけです。一時的に、どうしても動かなければならない時、外せない用事がある時、緊急時などは致し方ありませんが、神経ブロックや鎮痛剤、コルセットをはじめとする補助装具などに依存してしまうようになったら、危険です。それらは痛みを感じさせなくさせる、いわば麻薬のようなものですから、身体を制限以上に動かすことが可能となり、最終的には身体が破壊され、脳が破壊され、廃人にならぬとも限りません。日常的に、出来るだけ早めに身体からのサインを読みとるようにして、その都度必要な対処をし、心身共に健やかな人生を送っていきたいものです。
 

大腿骨に異常がみられない股関節痛は、比較的簡単に治すことが出来ます。股関節を形成している中臀筋には片足立ちの状態で体重の4~5倍の荷重がかかるといわれているため、筋肉が強く萎縮していることが多いです。特に小殿筋が硬くなっている場合や、臼蓋形成不全などで慢性的に痛みが出ている場合などは、通常の太さの鍼では効果が出にくいため、特注の鍼を使用します。特注針は1本あたり50~100円を実費で頂戴します。片側だけの股関節が悪い場合は大体20~30本前後必要です。さらに、腸骨筋が硬い場合はうつ伏せと仰向けでの治療が必要になるため、回数は10回以上かかることもあります。

また、太っていて体重が重い人や、普段から股関節や腰へのストレスが強い人は、一度痛みが消えても再発することがあります。しかし、定期的に刺鍼していれば、していない場合に比べて遥かに快適に過ごせるようです。股関節の異常は病院では完治させ難いようですが、当院では骨に異常がなければ9割以上のケースで改善させています。臼蓋形成不全や変形性膝関節症であっても、定期的な刺鍼と適切な体重のコントロールによって、QOLは向上します。腰椎も股関節も、手術でメスを入れてしまうと、様々な後遺症に悩まされる可能性もあるわけで、リスクが伴います。過去には全身麻酔で亡くなったケースもあるようです。医者も人間ですから、ミスを犯さないとも限りません。術後に完全に良くなる保証はありません。最も大きな問題は、強く萎縮している筋肉をそのまま放置して、関節や骨をいじってしまうことです。関節や骨は外からの強い衝撃を受けない限り、基本的には健全です。しかし、慢性的または急激な筋肉の収縮によって、関節や骨、腱には強い張力、圧力がかかっています。それらをゆるめてやらなければ、また再発する可能性があります。確実かつ安全に硬化した筋肉、特に硬いインナーマッスルをゆるめる方法は、今のところ当院のような針治療しか無いように思えます。
 

日本の鍼灸界ではほとんど知られていないが、現代中医の世界では比較的メジャーで鍼治療が有効な疾患は色々ある。
 
その1つに、第三腰椎横突起症候群(第三腰横突综合征)というものがある。英語圏では「the 3rd lumbar vertebrae transverse process syndrome」 とか、「transverse process syndrome of third lumbar vertebrae」とか、「the third lumbar transverse process syndrome」などと呼ばれているようだ。英語の呼称が一定していないのは、欧米ではあまりメジャーでない病態なのかもしれない。
 
しかし、第五腰椎横突起が肥大して仙骨や腸骨間に関節を形成するBertolotti's syndrome(ベルトロッティ症候群)は、日本人にも欧米人にも同様にみられる病態であることを鑑みると、第三腰椎横突起症候群は中国人に限ったものではなく、日本や欧米では単なる腰痛症の1つとして見逃されている病態なのではないかと私は考えている。
 
日本の鍼灸師は中医師とは異なり、法律上、レントゲンやCTで腰椎の状態を確認することができない。ゆえに、これはあくまで私見、推測の域を出ないのだが、日本にも少なからず第三腰椎の横突起が長大化している患者がいるようだ。
 
これまで私が臨床で実際にみてきた限りでは、第三腰椎横突起症候群の疼痛部は一般的に腰方形筋付近にあるため、腰方形筋の硬縮が原因であると勘違いしやすい。腰方形筋のみに異常がある場合は片側的に痛みを感じることが多いが、第三腰椎横突起症候群と疑わしき患者においては、疼痛が両側に出ることがほとんどで、「ここにシコリがある感じがする」と言って第三腰椎横突起付近を指刺し、圧痛を訴えることが多い。
 
当院に来院する患者に限れば、慢性腰痛を訴える患者のうち、200人に1人くらいが第三腰椎横突起症候群であると推察される。ある研究結果によれば、ベルトロッティ症候群の潜在的な患者数は慢性腰痛患者の約1割を占めており、その発生頻度は腰椎すべり症や腰椎分離症よりも高かったという話だから、実際には第三腰椎横突起症候群も潜在的な患者が沢山いるのかもしれない。ちなみに、中国の針灸書によれば、第三腰椎横突起症候群は痩せ型で肉体労働の男性に多いとされるが、日本ではオフィスワーカーの男性に多くみられるように思われる。
 
現代中医学的な刺鍼法を用いるのであれば、第三腰椎横突起症候群の治療は比較的簡単である。重症の場合は中国の最新の針灸書にも書かれているとおり、横突起を削るか除去する外科的な手術が必要なようだが、軽度であれば鍼治療が有効である。
 
第三腰椎は腰椎の中軸に位置し、他の腰椎に比べて可動域が広いため、過大であれば横突起先端で筋組織などとの頻繁な摩擦が起こり、血腫、癒着、硬結、瘢痕化を生じやすい。生活環境が変わらなければ再び癒着する可能性はあるが、鍼治療である程度改善させておけば余程のストレスが急激にかからない限り、すぐに元に戻ることは稀だ。再発が心配であれば、信頼できる医師に相談して、手術した方が良いケースもあるかもしれない。
 
経絡治療や弁証治療などを標榜する日本の一般的な鍼灸院では、100回やっても完治させることは困難であろう。ゆえに、本当に治したいと思う鍼灸師は、本場中国の針灸書を読み漁り、独学でトライアンドエラーを繰り返しながら、研究してゆくしかなかろうと思う。
 
現在、私の手元には第三腰椎横突起症候群について書かれた針灸書が10種ほどあるが、「刃针疗法(田纪钧主編、人民卫生出版社刊)」が最も内容がまとまっており、お勧めだ。ちなみに、この本は田纪钧氏主編の同タイトルの本が2種出版されているが、2016年初版、柳百智氏が総編集した後発の本の方が、図版が豊富な上に加筆されていて良い。

*激しい腰痛の他に発汗、発熱などがある場合は先に病院で受診してください。また、70歳以上の場合は腰椎圧迫骨折の可能性もありますので、当院で施術を受ける前に、まずは医師の指示を仰いでください。
 
 
「明日大事な用事があるのに…」という時に限ってギクッとくる人は案外多いものです。病院に行っても効かぬ鎮痛薬を投与されるだけで、無駄足に終わる場合がほとんどですし、ちまたの「ギックリ専門治療院」へ行っても期待を裏切られるだけであります。「ギックリ系」の代表格は、「魔女の一突き」とも呼ばれるギックリ腰でありますが、当院では一回の治療で完治させることが出来ます。「ギックリ」の正体は深層筋の異常収縮(または異常痙攣)ですから、そこに届く長鍼を用いれば、いとも簡単に治るのです。最近流行りの「浅鍼」や「優しい鍼」では完治させることは困難でしょう。「ギックリ」の際には、安静にするよりも「長鍼」を施すのが賢明であります。
 


*今現れているギックリの症状によって、1回の治療で完治するか否かがおおよそわかります。以下を参照したうえでご来院下さい。
 
1.ギクッときたが、腰が伸びない程度で、自力歩行は出来る。うつ伏せになれる。太ももや下肢にしびれや違和感が出ていない。→ほぼ100%の患者が治療直後、普通に歩いて帰れます。
 
2.ギクッときて、かなり腰が曲がってしまって戻せない。うつ伏せするのは困難で、横向きでしか寝れない。他人の介助がないと歩けず、自力歩行が出来ない。太ももや下肢にしびれや違和感が出ていない。→90%くらいの患者が治療直後、普通に歩いて帰れます。
 
3.ギクッときたが、腰が伸びない程度で、自力歩行は出来る。うつ伏せになれる。太ももや下肢にしびれや違和感が出ている。→80%くらいの患者が治療直後、普通に歩いて帰れます。
 
4.ギクッときて、かなり腰が曲がってしまって戻せない。うつ伏せするのは困難で、横向きでしか寝れない。他人の介助がないと歩けず、自力歩行が出来ない。太ももや下肢に強いしびれや違和感が出ている。→50%くらいの患者が治療直後、普通に歩いて帰れます。
 
*過去に腰椎の手術をしていたり、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、梨状筋症候群などと診断されている場合は、1回の治療では完治は困難です。ほとんどの場合において大腰筋または腸骨筋の慢性的な委縮が原因ですから、当院への定期的な通院によって症状の緩和または完治が可能です。

「ギックリ」と言えば、ギックリ腰ばかりが認知されていますが、実際は、「ギックリ」は体のどこでも起こり得ます。例えば、寝ている時に首(斜角筋や胸鎖乳突筋)で起これば「寝違え」ですし、脚(腓腹筋、ヒラメ筋)で起これば「コムラ返り」です。「ギックリ」がいかにして起こるかを医者は説明してくれません。「ギックリ」して病院に行っても惰性でブロック注射を打たれて、鎮痛剤を処方されるだけです。しかも、「ギックリ」の程度がヒドイと、薬など全く効きません。しかし、多くの医者は惰性で投薬し、「今日1日は安静にして下さい。」などと付け焼刃的な発言をするだけです。結局、病院に行っても気休めにしかならない場合がほとんどなのです。

 
 
まぁ、確かに急性の腰痛は急性膵炎や結石などの可能性もありますから、病院にて診断することは必要かもしれません。しかし、「ギックリ」ならば、病院では治りません。薬で一時的に症状を鎮めようとするだけです。いわゆる対症療法で、一生完治させることは出来ません。当院では、「ギックリ」がいかなるモノであるかを理解しているので、ほぼ1回の治療で「ギックリ」を完治させることが出来ます。実際は完治させているわけではないんですが、例えばギックリ腰の場合は「ギックリ」した状態を完全に解除させますので、1回の治療で背を伸ばして歩けるように出来ます。しかも、投薬した時のような無効性、副作用などは全くありません。「ギックリ系」ではギックリ腰の患者さんが圧倒的に多く来院しますが、今のところは90%以上の確率でギックリ解除に成功しています。
 
つまり、杖をついて来た患者さんや、痛みで腰を曲げたまま来た患者さんを、杖なし曲がりなし、の状態で帰すことに成功しています。スッカリと背を伸ばして帰ることが出来るようにしているわけです。医者は説明しないことが多いようですが、魔女の一突きとも呼ばれる「ギックリ」の正体は、ほとんどは単なる筋肉の異常収縮または異常痙攣(けいれん)であると推察されます。急に起こるように思えますが、実際は慢性的な筋肉のコリ(収縮)が限界に来た状態で起こります。ゆえに、1回の鍼治療で根治させることは困難なのですが、1回でも鍼を打てば痙攣は解除されるため、筋肉の臨界状態は抜けだせます。例えば、ギックリ腰の場合は小・大腰筋が痙攣しているので、そこに届く長さの鍼(7~12cmくらい)を刺す必要があります。今流行りの短い、痛くない鍼では全く効果はありません。なぜなら、痙攣を起こしているのは主に最深層部の筋肉だからです。
 
深層筋(インナーマッスル)は深い部分にあるゆえ、外からの刺激の影響を受けにくく、温泉に入っても、赤外線を当てても、マッサージしても、ほとんど柔らかくなることはありません。つまり、コリがたまりやすい部位であり、そのまま放置しておくといつかは脳の命令に従わなくなり、暴走することになります。 
 
骨を支え、体を動かす骨格筋は随意筋とも呼ばれ、基本的には脳(意識)で動かすことが可能です。しかし、筋肉のコリ(過収縮状態)が限界に来ると、脳からの「ゆるめる」、「縮める」というパルス(信号)がしっかりと伝わらなくなり、弛緩と収縮がごちゃ混ぜになって同時に起こるような状態になります。場合によっては収縮したままの状態、固まった状態になってしまいます。これがいわば「ギックリ」の真相で、脳で制御出来なくなった状態です。通常は安静にしていれば「ギックリ=痙攣」は治まりますが、結局は一時的に症状が沈静化しただけで、また再発する場合がほとんどです。ゆえに、長い鍼で深部の筋肉をゆるめ、慢性的な異常収縮を解いてやる必要があります。そうすることで「ギックリ」は根治し、「ギックリ」することもなくなります。
 
 
ちなみに、慢性的なコリがあると、その筋肉が付着する関節部や骨への張力、圧力が高まるため、いつかは骨内部で異常(ヘルニアなど)が起きたり、骨そのものの位置がズレたり(すべり症、分離症など)、関節内部で異常(水が溜まる、椎間板損傷、半月板損傷)が起きたり、靭帯や腱を損傷する可能性が高まります。例えば世界ランカーのテニス選手やサッカー選手などが、慢性的な下腿三頭筋の委縮によってアキレス腱を断裂するのは偶然ではありません。
 
 
したがって、頻繁に「ギックリ」する人は、注意が必要です。鎮痛薬は生体に必要な痛みを一時的に消してしまうだけですから、結局は完治せず、体の休養欲求を無視することになり、薬物性肝障害や薬物性腎不全になるなど、体そのものを根本から破壊する原因になりかねません。
 

疫学:安静時または運動時、または常時、腰に痛みを感じる疾患の総称。腰痛は二足歩行をするヒトの宿命である。下肢へのしびれ、筋力低下、知覚障害などが併発することがある。
原因:大半の腰痛症は力学的な要因により、腰部筋群の使い過ぎ、不良姿勢が原因になることが多い。その他、退行変性(老化)、骨代謝異常、外傷、炎症、腫瘍などによる。
注意点:急性腰痛症、外傷性腰痛(椎体圧迫骨折、椎体横突起骨折など)、炎症性腰痛(化膿性脊椎炎、強直性脊椎炎、結核性脊椎炎、カリエス)、血管腫、骨髄腫、悪性腫瘍の脊椎転移などとの鑑別が必要。
一般的な治療法:薬物療法、腰痛体操(ウィリアムズ体操、マッケンジー体操)、手術療法など。
当院の治療法:椎骨や椎間板、靭帯などに器質的病変が見られる場合は鍼灸では対症療法的なアプローチしか出来ないことがあります。しかし、慢性腰痛の多くは筋肉由来のケースが多いので、当院のような刺鍼法であれば、劇的に改善することも珍しくありません。例えば、ぎっくり腰などは、どこへ行っても完治させることは難しいようですが、骨などに器質的な病変が無ければ、当院では基本的に1~3回で痛みを完全に無くすことが可能です。特に、腸骨筋の異常収縮が原因のぎっくり腰は、腰が90度近く前屈して杖をついて来院したようなケースでも、刺鍼後1時間程度経てば、腰を伸ばして歩けるようになります。毎年ぎっくり腰を繰り返していて、様々なぎっくり専門の治療院を渡り歩いた患者が証言するには、当院ほど劇的な効果がある治療法は他にないそうです。当院では見慣れた光景ですが、確かに1回の施術でぎっくり腰患者を動けるように出来る医療関係者は、ほとんど存在しないかもしれません。しかし、時にゴッドハンドと呼ばれる私も、実際には神には及びませんから、1回の施術でぎっくり状態を解除できないケースも稀にあります。感覚的には、10人に1~2人くらいそういうケースがあります。この場合、考えられる原因は、まずは筋肉由来のぎっくり腰ではなく、急性膵炎や結石、圧迫骨折、腫瘍などによるケースです。この場合は何回刺鍼しても痛みは取れませんから、病院へ直行してもらいます。次に、大腰筋、腸骨筋、多裂筋、腰方形筋、起立筋群上部の筋肉の何れかがほぼ同時多発的に異常収縮を起こしているケースです。これらの筋肉は全て腰痛の原因になり得ます。この場合、2~5回程度施術しないとギックリは解除出来ません。最後に、腸骨筋全体が異常に硬くなっていて、1回の施術で筋肉が緩み切らなかったケースです。腸骨筋は刺鍼後の反応が特殊で、1回の施術で術後すぐに歩けるようになったものの、自宅に帰ってしばらく経ったら、ぎっくりが再発し、少し寝たら完全に痛みがとれたとか、施術直後すぐには効果が見られなかったものの、15分ほど歩いたり安静にしていたら、急に痛みがとれて動けるようになった、というようなケースが見られます。腸骨筋への刺鍼本数は基本的には2~3本ですが、筋肉の面積が広いため、異常収縮している筋繊維の割合が大きいと推察される場合は、1回の施術で片側4~5本ずつ刺鍼するのがベストです。しかし、実際には、ただでさえ腸骨筋刺鍼は激烈な痛みを伴うのに、筋肉が異常に硬くなっているぎっくりタイムに5本も刺鍼するのは拷問に等しいのであって、なるべく患者の苦痛を減らそうと思えば、3本刺すのが限界であることが多いです。つまり、とりあえず3本刺してみて、変化が悪ければ、もう1~2回に分けて刺そう、というのが無難な判断になります。そのため、1発でぎっくりを解除するという神業的な施術も可能なのですが、患者の叫び具合や腸骨筋の状態によっては、3回目の施術で何とかぎっくりを解除できた、というケースも出てしまうわけです。毎年ぎっくりを繰り返しているような患者は、1回の施術でぎっくりを解除できたとしても、大腰筋や多裂筋、腰方形筋に頑固なコリがある場合が多いですから、しばらくは通院していただき、ある程度、腰部と骨盤周囲の筋肉が柔らかくなるまで、様子をみていただくのがベストです。そうすれば、ぎっくり腰が再発することなく、何年も無事に過ごすことが可能になるかもしれません。実際にそうなり、毎年年末になると、院長に貢物を持参する患者も少なくありません。確かに、ぎっくり腰は「魔女の一突き」と呼ばれるほど苦しいものでしょうから、そんな状況から解放されたとなれば、毎年高価なお歳暮を贈るのも喜ばしいことなのかもしれません。
 

疫学:頸椎、胸椎、腰椎で発生するが、L4-5間で最も多く見られる。椎間板は水分との結合能が高く、その80%は水分であるが、20歳以降は徐々に水分が失われてゆく。また、椎間板は生後、無血行性となるため、一度損傷すると自己修復不能となる。頸椎椎間板ヘルニアでは四肢不全麻痺を、胸椎椎間板ヘルニアでは両下肢麻痺を、腰椎椎間板ヘルニアは馬尾神経麻痺や排尿障害を呈することがある。
原因:二足歩行による力学的ストレス。椎間板周囲に付着する筋肉の使い過ぎなど。
一般的な治療法:消炎鎮痛剤の内服、坐薬、神経ブロック注射などの薬物療法、牽引療法、温熱療法、運動療法など。
当院の治療法:ヘルニアが重度の場合は、針治療は有効ではありません。根本的には、椎体に付着する筋肉が過度の持続的な不可によって硬化し、椎体間に強い圧力を発生させることが原因であると推察されます。実際に、ヘルニアを除去しても、椎体周囲の筋肉のコリが解除されていなれば、別の部位で再びヘルニアが起こります。筋肉の張力、圧力はある程度、椎間板という名のクッションで分散されるようになっています。また、外からの衝撃が加わった場合、筋肉自体もクッションの役割を果たしますが、筋肉にコリがたまっている場合、クッション性が低下して、椎間板への衝撃が増加します。人間は20歳を過ぎると老化が始まると言われていますが、椎間板も例にもれず、20歳をピークに水分量が減ってきます。椎間板の成分の80%は水分ですから、いわばウォータークッションであって、水分の減少はクッション性の低下に大きく関わります。そのため、筋肉の慢性的な萎縮と、椎間板の老化が重なると、容易に椎間板が破壊されやすくなるわけです。椎間板自体は血管を内包していないため、修復機構が備わっておらず、成人後は老化する一方で、一度損傷すると再生は望めません。したがって、椎間板ヘルニアを避けるためには、椎間板周囲の筋肉を柔軟に保つことが最善の方法となります。椎間板に負荷をかけると推察される多裂筋、大腰筋、腰方形筋、腸骨筋へ定期的に刺鍼することで、ヘルニアのリスクを最小限に抑えることが可能であると思われます。
 

疫学:腰椎が下位椎体(多くはL5-S1)の上を前方または後方に滑る症状。原則的には脊椎分離症を伴っているが、椎弓間関節面の奇形や椎間板変性で脊椎分離症を伴わずに滑ることもある。20~30歳代の男性、40~50歳代の女性に多い。動作時に増悪する。約40%の症例に下肢痛、約50%の症例に下肢の筋力低下・知覚障害、約25%の症例に脊柱管狭窄症状が見られる。すべり部に一致して凹みが見られ、前屈時に顕著となる。
原因:不明。
一般的な治療法:軽症の場合は安静、コルセットなど保存療法、重症の場合は手術療法など。
当院の治療法:筋肉由来のみの腰痛は当院のような鍼治療で簡単に治すことが可能ですが、骨に器質的状が見られる、分離症、すべり症、狭窄症においては、鍼治療でもほとんど効果がみられないケースが少なくありません。しかし、腰椎周囲の筋肉のコリを刺鍼によってある程度ほぐすことで、痛みを緩和させたり、症状の進行を抑えることは可能です。器質的異常の無い腰痛に比べ、刺鍼しても劇的な改善が見られないケースが多いです。
 

疫学:脊椎椎弓間関節突起間部に分離または離断が生じた病態。腰痛、臀部痛、神経根症状が見られる。約25%の患者はすべり症に移行する。
原因:不明。分離症は疲労骨折の一種と考えられ、成長期に過度のストレスが加わることが原因の1つであると考えられている。
一般的な治療法:コルセット装着、鎮痛剤投与、椎弓切除術、脊椎固定術など。
当院の治療法:脊椎分離症は骨が折れてしまっている状態のため、鍼灸治療はあくまで対症療法になります。腰椎周囲の筋肉へ刺鍼することで、血液循環がかいぜんされ、若干痛みが減少するケースもありますが、基本的には劇的な効果が出ることはありません。特に腰を強く打ったわけでもないのに、腰椎の一部が折れてしまう原因としては、やはり腰椎に付着している筋肉の使い過ぎで、筋肉が長期にわたり異常収縮を起こしている状態で負荷をかけることにより、筋付着部の腰椎に椎間板では逃せないほどの強い張力・圧力がかかり、骨自体が破壊されてしまうのであると推察されます。骨が成長期にある若年層でも、遺伝的に筋肉が硬くなりやすいような子供や、精神的・肉体的ストレスが大きい子供にとっては、通常の運動でも腰椎周囲の筋肉にコリがたまりやすく、腰椎が破壊される可能性は否定できません。成長期の子供に過度な運動をさせないのがベストですが、骨に異常は見られずともすでに腰痛が出ている場合、適度な休息と針治療を併用すれば、腰椎が骨折するような事態は避けられるかもしれません。
 

疫学:脊柱管が先天性または発育性、後天性に狭小化した病態。腰椎部に最も多いが、頸椎部に見られることもある。頸椎部の場合は脊髄症状、腰椎部の場合は間欠性跛行や根性疼痛などが見られる。
原因:不明。老化など。
一般的な治療法:薬物療法、保存療法、手術療法など。
当院の治療法:脊柱管狭窄症は器質的異常が見られる病態ですので、鍼灸治療のみで完治させることは困難です。腰臀部筋群への刺鍼で症状が軽減するケースも多々見られますが、完全に症状が消えるケースは稀です。特に脊柱管狭窄症の手術後に発生した疼痛や違和感、しびれなどは、刺鍼しても完治させることは難しいケースが多いです。
 

疫学:第三腰椎横突起が先天性または発育性、後天性に肥大化した病態で、横突起周囲の筋組織などを刺激し、腰部に痛みが生じる病態。日本での症例はほとんどなく、研究が進んでいない。Bertolotti症候群(第五腰椎横突起の肥大)と同類の、特異性腰痛の一種と考えられる。
原因:不明。
一般的な治療法:不明。中国では横突起の切除など。
当院の治療法:まずは整形外科などでX線などを撮り、確定診断していただくことが必要です。肥大化した横突起が明らかに固有背筋や大腰筋、腰方形筋などを刺激しているようであれば、摩擦部の筋肉が白化して見えることがあるようです。中国では比較的症例が豊富ですが、日本では病名自体が設定されておらず、疫学や症例などに関する情報がゼロに等しい状況です。したがって、現時点では治療法も確立されていません。当院では中医的な刺鍼法を参考に刺鍼することが可能ですが、基本的には手術療法で横突起の肥大部を切除しないと、症状を完全に取り除くことは難しいようです。しかし、当然ながら手術には様々なリスクが伴いますから、どうすべきかの判断は難しいところです。