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  • 頭の症状

*以下の症状がみられる場合は、鍼は施術できません。病院での早急な検査が必要です。
・突然の激しい頭痛の後に嘔吐、失神、失禁、髄膜刺激症状などがみられる→クモ膜下出血などの可能性あり
・発熱、強い頭痛、吐き気、嘔吐、項部硬直、意識障害、髄膜刺激症状などがみられる→髄膜炎などの可能性あり
・進行性の頭痛、発語障害、意識障害、麻痺などがみられる→脳腫瘍、脳血管障害などの可能性あり
・急激な頭痛、悪心、嘔吐、眼圧上昇、視力障害、視野欠損、失明などがみられる→急性緑内障などの可能性あり
・強い持続性の片頭痛、側頭部の圧痛と硬結、発熱、倦怠感などがみられる→側頭動脈炎などの可能性あり
・頭を強く打つなど頭部外傷後、しばらくたってからの頭痛、痴呆症状、麻痺などがみられる→慢性硬膜下血腫などの可能性あり

片頭痛(偏頭痛)はいわゆる慢性頭痛の一つに分類され、医学的には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられています。しかし、医学的にはその根因を未だに特定できず、片頭痛患者は一向に減る気配がありません。片頭痛はその他の慢性頭痛と同様に、頸部上端の筋肉である上頭斜筋、大後頭直筋、頭板状筋や、下顎骨を引き上げる側頭筋を鍼でゆるめてやれば頭痛の回数や程度が明らかに減少し、投薬が不要になるケースが多いです。しかし、脳血管障害や脳腫瘍など、脳内に器質的な異常がある場合は鍼治療が適応ではないため、治せないことがあります。

片頭痛ではまれに幻視や眼の異常感を伴っている事がありますが、そのほとんどは頸部筋群が硬化し、眼窩の後部に至る内頚動脈が頸部で圧迫され、炎症を起こしていたり、脳内への血流が減少して側頭葉や後頭葉が刺激されることに原因があると推察されます。一部の医者は、この内頚動脈の炎症ばかりに気をとられ、血管を収縮させたり、炎症を鎮めたり、三叉神経から痛みの原因物質が放出されるのを抑えるトリプタン製剤や、ロキソニン、ボルタレンなどの鎮痛薬、神経ブロック注射などで「一時的に」痛みを対症療法的に抑えようと四苦八苦しているようです。残念ながら、今現在でも、慢性頭痛を完治させることが出来る医者は稀なようです。
 
偏頭痛の代表的な随伴症状に、閃輝暗点(眼がチカチカする)というモノがあります。医学的にはしっかりと説明されていませんが(一応、脳神経外科の教科書には後頭葉病変による幻視、側頭葉病変による幻視・幻聴の説明はある)、一部の医者は、視覚野に関連する後頭葉や幻視に関連する側頭葉、頭頂葉が一時的な脳内の血管の異常によって、刺激された結果起こる症状である事に気がついているようです。しかし、医学的には血流増減の根因となっている、頭頸部の筋肉群を確実にゆるめる術を持たぬため、解決出来ないままになっています。
 
偏頭痛は血管拡張が根因ではないと考えられます。あくまで血管拡張は二次的な結果であり、実際には頸部から脳内へと連動した、頸部筋肉群の異常収縮に伴う脳内血管の過剰収縮や、度重なる炎症の結果として起こる筋膜や神経、骨膜などの癒着が根因と考えられます。つまり、脳内血管の異常拡張や脳内のてんかん様興奮状態が起こる前兆として、必ず脳内への血流減少が先にあるのです。普通に考えればわかることですが、何もない状態でいきなり脳内の血管が異常に拡張したり、脳が興奮することなどありえません。ほとんどのケースにおいては、脳内の血管が収縮して血流が減少した代償として、不随意的かつリバウンド的に脳内の血流が異常に増加したり、脳が異常に興奮した結果、血管周囲の神経細胞が過剰に刺激されて、いわゆる偏頭痛や群発頭痛が起こるのです。例えば、カフェインや薬物を取り過ぎている人の脳内の血管が収縮し過ぎた代償として、リバウンド的に血管が異常拡張を起こし、偏頭痛となるのと似ています。 
 
医学的には筋緊張性頭痛と血管拡張性頭痛の原因を明確に説明出来ていませんが、実際には両方の症状が混在する患者は多数実在するわけで、昨日まで筋緊張性頭痛だった患者が今日から血管拡張性頭痛に悩まされる可能性も大いにありうるわけです。緊急を要する脳動脈瘤や脳腫瘍でなければ、ほとんどの慢性頭痛は単なる筋緊張性の頭痛でしかないと推察されます。事実、その筋緊張を刺鍼によって解いてやれば、いとも簡単に頭痛は消え失せます。 
 
偏頭痛の原因は「セロトニンという脳内物質が血管内で異常に増減することで脳の血管が広がり、周りの三叉神経が圧迫されることで起こる」とか、「女性ホルモンのエストロゲンが変動するときにセロトニンの量も不安定になるため、月経前後や排卵期に片頭痛に襲われやすくなる」とか、「入浴やアルコールの摂取などのきっかけで痛みが強くなる」とか、「天候や気温、気圧の変化が大きいときは頭痛を起こしやすい。強い光で影響を受けることもあるので、外出するときには帽子やサングラスを用意するといい」とか、「片頭痛は遺伝的要素が大きいとされる病気だ」とか、「脳内の血管が過剰に拡張すると片頭痛が起こるため、オリーブオイルやかんきつ類、チーズやチョコレートなど血行を良くする食材を食べるときには注意が必要だ」などと、様々な説が流れていますが、結局は頭頸部の筋肉を鍼でゆるめれば、簡単に治ってしまうことが多いです。

鍼などインチキだと根拠なく思い込んでいるお方には信じがたいでしょうが、治るもんは治るので、信じない人には「そうですか」としか言えません。日常的なストレスの度合いによって経過は異なりますが、たいていのケースにおいて3回前後の治療で痛みが減るか無くなり、その後数年再発しない、という場合もあります。基本的には、日常的なストレスが強ければ強いほど短期間で再発する可能性は高まりますが、一度当院の鍼で完治した場合は、再発したとしても軽度で、痛くなった時に鍼を数回すればまた簡単に良い状態に戻るようになります。 
 
最近では、「頭痛外来」というモノが流行ってきましたが、実体は単なる投薬治療でしかないことが多いようです。要は他の病院と同様に、「一時的に神経の働きをマヒさせる治療」または「薬物で脳の興奮を抑えようとするだけの治療」のようです。そのため、痛みや脳の興奮の原因となっている後頚部または顎関節周辺の筋肉の硬化(コリ)を解除しないがゆえ、何年通っても治らないというケースが少なくないようです。

何よりも、投薬治療は生物の生存に必要な「痛みを感じる機能」をマヒさせて、病体を余計に働かせるようにしているわけですから、病院の治療に依存してしまうほど、その他の危険が起こる可能性が高まるでしょう。最近では、薬でないと思われているサプリメントでさえ、多量に飲めば薬物性肝障害を起こす事がわかっていますから、人工合成物である薬の服用がより深刻なダメージを肝臓に与えるであろう事は明らかです。
 
実際に、多くの薬剤、アルコールが肝臓や腎臓に負担をかけることが知られており、一部の薬剤においては、副作用として横紋筋融解症やミオグロビン尿などがあります。たとえこのようなひどい副作用までには至らなくとも、薬害等からの慢性的な筋肉の委縮による疼痛は多くの患者にみられます。
 
頭痛患者は薬を飲めば飲むほどに肝機能が低下し、筋肉や血管が異常拡張や異常収縮を起こし、より頭痛が悪化するという悪循環に陥ってしまうケースも少なくありません。一部の頭痛薬にはカフェインが含まれていますから、飲んだ時は血管が収縮して頭痛が収まったとしても、脳が血流不足を補おうとして、血管を異常に拡張させる副作用による頭痛が起こりやすくなります。これはいわば薬物中毒です。

そもそも、薬物で頭痛は治せるのでしょうか?そういう視点が世間で増えないのは、頭痛が起こるメカニズムについてさえ、しっかりと理解している医者がほとんど存在していないという事実の裏返しでもあります。頭痛の根本的な原因である筋肉の硬化をどうにかしよう、という発想が欠落しているのです。ゆえに、脳の興奮がどうのこうのとか、てんかん症状がどうのこうのとか、脳内で起こっている現象(脳の興奮や一時的な虚血や異常な血流増加)は副次的な要因であり、それに気が付かない医師に頭痛が治せるはずがありません。

とにかく、多くの慢性頭痛は、主に後頚部や顎関節部の筋肉が慢性的な異常収縮を続けることによって、脳内の血流に異常が生じた結果、脳が興奮するのであり、原因となっている筋肉をゆるめてやらない限り、頭痛が完治することなどありえないと思われます。当院の鍼治療によって、頭痛外来に何年も通って治らなかった頭痛が完治するという事実は、根因となっている筋肉を確実にゆるめているからなのです。
 
偏頭痛は側頭部にズキズキとした痛みがでたり、閃輝暗点や眼精疲労などを伴うものですが、多くの場合、食いしばりが原因となっていることはほとんど知られていません。慢性的な食いしばりで顎に異常があったとしても、偏頭痛がでるだけで、顎に異常を感じていない患者様も多いようです。もちろん、この逆のパターンもあり、顎に痛みがあって偏頭痛がないケースもあります。

慢性頭痛は主に3パターンに分けられます。後頚部から前頭部にかけて痛む場合は首のコリが原因です。眼精疲労を伴い、前頭部と首の上部が痛む場合はメガネが合っていないか、目の使い過ぎなどに原因があるか、首上部のコリが原因です。閃輝暗点は、主に内頚動脈の絞扼と側頭筋の異常によりますが、特に側頭筋、内外翼突筋、咬筋の4種の咀嚼筋肉をゆるめる必要があります。また、同時に、内頚動脈の絞扼を解除するため、頸部横への刺鍼も必要になることがあります。 
 
現代人は過剰なストレスにより、日常的に歯を食いしばるような場面が多いようです。実際、就寝中の歯ぎしりで臼歯が削れたり、割れてしまう人もいるようです。また、食いしばっていなくても、精神的ストレスで顎付近の血流が悪化し、顎周囲が硬くなるケースもあります。人は咬む時は、主に4つの筋肉(咬筋、側頭筋、内・外側翼突筋)を使うとされています。しかし、メインで使われ、最も負荷がかかっている筋肉は翼突筋と側頭筋です。これが片頭痛の原因になります。側頭筋の主な働きは「下顎を挙上し、口を閉じる事」ですが、歯を食いしばる、歯ぎしりする時に最も強く作用する筋肉です。

食いしばりは覚醒時と睡眠時に行われますが、睡眠中の歯ぎしりに起因する偏頭痛が最も厄介です。なぜなら、すべての筋肉が弛緩する時間である睡眠中に、顎の筋肉を酷使し続けてしまうからです。歯ぎしりや食いしばりはストレスによるものですが、日中も夜間も顎に負担がかかっているような状態になると、刺鍼しても、なかなか筋肉がゆるむ暇がなく、改善したとしても完治することが難しくなります。定期的に刺鍼することで、偏頭痛の頻度や程度を軽減させることは可能ですが、鍼治療をしても良くならない場合は、ストレスのない環境へ移動するか、ストレスを軽減させることが偏頭痛の根本的な治療になります。首コリからくる後頭部の痛みや前頭部痛は比較的簡単に治すことができます。 
 
咬筋の支配神経は咬筋神経、側頭筋の支配神経は深側頭神経ですが、片頭痛や閃輝暗点(眼のチカチカ)、眼精疲労を引き起こす主な神経は、脳外で解するならば三叉神経です。それでは、以上の2つの筋肉は関係ないじゃないか、と思われるかもしれませんが、実は、三叉神経は咬筋と側頭筋の間をぬうように走行しているのです。特に、三叉神経の1つ(第一枝)である眼神経は、側頭部から始まり、そのまま真横を前方に進んで、眼に入ります。よって、まれに眼の異常は側頭筋によって引き起こされていることがあり(後頸部の筋肉硬化による眼の異常は、後頸部上端の筋肉を鍼でゆるめれば治る。視覚中枢が後頭部にあるため、眼精疲労や慢性的な目のかすみなどの原因のほとんどはここにある)、実際ここに鍼を打つと、治ります(側頭筋に異常があった場合)。また同様に、三叉神経の残りの2本(第二枝上顎神経、第三枝下顎神経)も側頭筋の間を抜けて顔の前方に分布しますので、側頭筋を鍼でゆるめてやると、顎関節症や顔の違和感(知覚異常)、耳鳴りなども治りやすくなります。実際は他の筋肉も狙って治療しますが、メインは側頭筋でツボで言えば太陽から率谷へ透刺します。医者は眼に異常があれば眼しか診ませんし(眼科に行けば当然ですが)、顎、耳に異常があればその部位しか診ません。それでは、結局は根治しないのです。現状では、西洋医学は「分業制」になっているため、一つの有機体である人間を「本治」させる事は困難なのです。偏頭痛の治療法の詳細については以下をご覧ください。 
 

当院での鍼治療と同時に、西式健康法で有名になった木枕(硬枕)による修正法を行うことで、慢性症状の完治と再発予防に役立ちます。特に、慢性の肩こりや慢性頭痛に悩まされている患者には常用することを強くおすすめします。私はこれまで色々な健康器具を使ってきましたが、木枕ほど効能を実感出来た商品はほかにありません(別に私は木枕メイカーと癒着したりしてませんが)。木枕は自作したりアマゾンで買ったり出来ますが、以下に注意点を記しますので必ず守って使用してください。 
 
1.木枕は6~6.5cm程度(木枕を首の下に入れて仰向けに寝た時背中と後頭部が床につく高さ)にすること。西式では「自分の薬指の長さと同じ高さの木枕を使え」としているが、現代人は実際にはそれでは高すぎるケースが多い。プロレスラーやヘビー級の格闘家のように余程上背部の厚みがあるとか、後頭骨が余程出ていない限りは6cm(大丸製だとSS、小小サイズ)のものを使うのが適当である(特に大柄な人は6.5cmが適合する場合がある)。

2.使用時はなるべく木枕の湾曲を頸部の正常な湾曲に合わせること(基本的には木枕の頂点を第三、第四頸椎あたりにフィットさせる)。慣れてきたら木枕の位置を上下へ微妙にずらしたり、首を軽く左右に振ったりして筋肉を刺激するのも良い(基本的には上を向いて寝ているだけで十分)。

3.木枕の使用は1日1回~3回、毎次1分程度に抑え、使用後に心地よい程度で止めること。使用後に首が痛くなったり、気分が悪くなるまで無理に長時間使用することは避ける。また、首に鍼をした後、36時間程度は使用を避けること。

4.初心者は木枕の痛さに無理をせず、タオルなどを上に敷いて痛みを緩和したり、短時間の使用に止めること。また、慣れてきても、頸椎に強度の刺激を与えないように使用すること。

西式健康法では平牀(へいしょう、硬いベッドや木の板で寝る)と木枕の併用をすすめていますが、どちらもあくまで一時的に使用する方が良いです。なぜなら、睡眠時の木枕使用は、不随意的な修正運動かつ放熱運動である寝返り、ひいては安眠を妨げることになるからです。したがって、平牀も木枕も時間を決めて使うのが賢明です。
 

疫学:血管性頭痛症候群の1種。女性に多い。思春期に発病し、月経周期と関係することが多い。片側性、反復性、拍動性の頭痛で、眼の症状やうつ状態と併発することがある。前駆症状の有無は患者によって一定せず、空腹時に痛みが出るケースもある。40%程度の患者は両側性に痛む。閃輝暗点が前兆として出ることが多く、動くと痛みが憎悪、悪心嘔吐を伴うこともある。一般的に数時間程度持続し、2日以上続くこともある。
原因:不明。主に血管説と神経説がある。血管説では脳血管の収縮によって閃輝暗点が起こり、その後、血流が増加する時に偏頭痛が引き起こされるとする。しかし、実際には血管が収縮していても偏頭痛は起こり、頭痛が発生したのちに血管が拡張することもある。神経説では後頭葉から脳機能が低下したのちに血流量が低下して偏頭痛が引き起こされるとしているが、頭痛発生時の血管拡張を説明できない。頭痛外来では脳血管の収縮に関与する5-HT1受容体に選択的に作用するトリプタン製剤が用いられることがある。一般的に、偏頭痛患者には常に心的緊張が見られ、そのストレス後の反動として、リバウンド的に血管拡張が拡張して頭痛が起こる。
注意点:椎骨動脈解離やクモ膜下出血、一過性脳虚血発作(TIA)などとの鑑別が重要である。椎骨動脈解離は首を急に捻った時などにも起こることがあり、クモ膜下出血と一過性脳虚血発作はいつ何時起こるかわからない。しかし、それまで頭痛を感じたことがないのに、後頭部や後頚部に強い痛みが生じた場合はすぐに病院で受診する必要がある。一般的に、一過性脳虚血発作が起こってから48時間以内に脳梗塞を発症しやすいと言われている。
一般的な治療法:基本的に病院での治療は薬物療法が主となり、急性期治療(頓挫療法)と予防療法の2種類がある。急性期治療では頭痛発生後、すぐに薬を飲む方法が主となり、スマトリプタンなどのトリプタン製剤を使用することが多い。痛みが軽度の場合はアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)やアセトアミノフェンが用いられる。予防療法では頭痛が出る前に予め薬を飲んで痛みに備える。しかし、頭痛薬を過剰摂取した場合、痛みが増したり、慢性化する薬物乱用頭痛(MOH)が併発することがある。
当院の治療法: 当院では、ほとんどの慢性頭痛は頭部や頸部、顎周囲の筋肉のコリや癒着に根因にあると考えています。そのため、偏頭痛、群発性頭痛、筋緊張型頭痛、血管拡張性頭痛など、診断名が異なっても基本的な治療法は同じです。偏頭痛は群発頭痛と同様、慢性的な食いしばりによって顎関節症を併発していることが多いため、仰臥位で顎周囲と側頭筋など頭部への刺鍼と同時に、伏臥位で後頚部、背上部への刺鍼、2コマ1セットで治療してゆきます。基本的には仰臥位と伏臥位の治療日を分けた方が、刺鍼後のダメージが少なく、回復効率が良いようです(コリの範囲が狭く、症状が軽度であれば1コマで施術可能です)。西洋医学的な治療においては、血流のコントロールと神経の興奮を治めることに主眼が置かれていますが、血流が悪化するのも、神経が興奮するのも、すべては筋肉が凝ったり、軟部組織における癒着などによって、物理的に血管と神経を圧迫していることが原因にあると推察されます。例えば、後頸部へ刺鍼すると、軸索反射と創傷治癒の効果によって、刺鍼部とその周囲の血流が改善し、頭痛が軽減するか全く出ない状態になります。それまで、どんな治療をしても治らなかった頭痛であっても、軽度であれば1~5回程度の施術で完治することも珍しくありません。基本的に、筋肉にコリがなく、柔軟性が保たれていれば、血管が圧迫される程度は低く、血流はスムーズで、神経の伝導も正常であるはずです。しかし、首のコリが重度になると、体幹部から頭部への唯一の経路である首で血管が圧迫され、脳への血流量が減少し、神経も圧迫されて交感神経が優位になります。また、首の血管が圧迫されれば、脳へ送られる酸素が減り、不要な老廃物の回収も滞ります。そうなると、最悪は脳死となります。そのため、脳は生命を維持するため、無意識のうちに強制的に血管を拡張させ、脳への血流量を確保しようといわば緊急事態宣言を発令します。おそらく、この過程で交感神経が優位となり、血管の炎症で閃輝暗点が出たり、その他の神経症状が発現するのだと推察されます。しかし、この緊急事態宣言は生体の状態によっては、かなり逼迫した状況下で発動されますから、血流量の調節が上手くゆかず、血管がはち切れんばかりの血液を脳内に送り込もうと必死になるケースがあるかもしれません。そうなると、血流が増すほど神経が強く圧迫され、頭部で感じられる痛みも増加します。動くと痛みが増すのは、動作時に血流が増加するからでしょう。基本的には、何らかの精神的、肉体的ストレスが先にあり、その結果筋肉が緊張し、同時に血管が収縮し、血流量が低下し、この時点で閃輝暗点が出る人は出ます。その後、脳が血流量を確保するため、強制的に血管を拡張させ、血流量の急激な増大によって頭部周囲の神経が圧迫され、痛みが出るのだと推察されます。このような観点で考えると、薬物乱用頭痛(MOH)も説明できます。つまり、医学的には血管の拡張が頭痛の原因であると考えるため、血管を収縮させるような薬を使うわけですが、常時血管が収縮していると、脳が正常に機能しなくなる可能性があるため、脳は薬の作用に拮抗するように、リバウンド的に血管を拡張させようとします。そうなると、薬と脳の意図がイタチごっこ状態になりますから、常に頭痛が出るという悪循環、薬物乱用頭痛(MOH)に突入してしまうわけです。血管の弛緩と収縮に作用する薬物が含まれている頭痛薬や、カフェインが含まれているコーヒーやエナジードリンクなどの過剰摂取によっても、偏頭痛や薬物乱用頭痛(MOH)が出やすくなるようです。したがって、薬物の過剰摂取などによって慢性頭痛が重度な場合は、当院での治療と並行して、薬物を少しずつ減らしてゆく必要があります。ちなみに、群発頭痛と同様、鍼治療後に血流が改善すると、一時的に好転反応的な中程度の頭痛が出ることがあります。
一般的な鍼施術で頭痛が悪化するケース:当院の開発したつばめ式刺鍼法で施術すれば、鍼の副作用はほぼ無く、頭痛が悪化することはほとんどありません。通常、2-5回程度の施術で偏頭痛が軽減するか、完治するようです。しかし、いわゆる留鍼法とか置鍼法などと呼ばれる、鍼を一定時間刺鍼したままにする古典的な施術法を用いた場合、その刺激量が過剰であると、軸索反射により、過剰に血管が拡張したり、不自然に血液が集まり、患部の圧力が余計に増加したり、脳への断続的な侵害刺激により、頭痛が悪化するケースがみられるようです。また、鍼の刺激量が強度かつ長期間にわたると、脳がダメージを受けて疲弊して鬱になったり、鍼依存症となる可能性もあります。
*頭部のコリや眼精疲労、眼の奥のコリ、眼の奥の痛み、ドライアイ、眼のかゆみ、まぶたの痙攣、抜け毛、円形脱毛症、白髪なども、基本的には後頚部や頭部への刺鍼で改善させることが可能です。その他の症状に関してはご相談下さい。
 

 

疫学:年齢差、性差、家族歴なし。慢性頭痛の類では最も患者数が多い。
原因:精神的・肉体的ストレスに起因する後頚部の筋収縮(筋ストレス)、頭痛薬の乱用が原因とされる。一般的に頭蓋筋の持続性収縮で発生し、筋肉が絞扼されたような鈍痛が多い。サイズのきつい帽子をかぶった時のような痛み(被帽感)や後頭部痛、後頚部のコリを伴う。痛みの強さは軽度~中程度で、血管拡張性頭痛よりも軽症で、痛みで寝込むほどではないことが多い。拍動性頭痛を伴う場合、混合性頭痛と呼ばれることがある。
一般的な治療法:NSAIDsや筋弛緩作用のある抗不安薬(エチゾラム、ジアゼパムなど)、抗うつ剤を鎮痛剤と併用する。筋弛緩剤(チザニジンなど)の併用が有効な例もある。
当院での治療法:当院では最も治癒率が良く、比較的簡単に完治が見込める頭痛です。軽度であれば、1回の施術で完治し、しばらく頭痛が出なくなるようです。生活上のストレスが多いとすぐに再発することもありますが、定期的に刺鍼すれば、重症な慢性頭痛へ至ることは無いようです。緊張型頭痛は、いわば慢性頭痛の入門で、放置しておくと偏頭痛や群発頭痛へ至るような感じがあります。通常は3~5回程度の施術が必要で、慢性的な食いしばりや他の基礎疾患がなく、抗不安薬や向精神薬、頭痛薬をしていなければ、簡単に治ってしまうケースが多いです。有名な頭痛外来や、有名な鍼灸院へ行っても全く変化が見られなかった患者が、当院の施術1回で完治すると、非常に驚かれますが、そういった患者は薬に依存してないことがほとんどです。
一般的な鍼施術で頭痛が悪化するケース:当院の開発したつばめ式刺鍼法で施術すれば、鍼の副作用はほぼ無く、頭痛が悪化することはほとんどありません。通常、2-5回程度の施術で偏頭痛が軽減するか、完治するようです。しかし、いわゆる留鍼法とか置鍼法などと呼ばれる、鍼を一定時間刺鍼したままにする古典的な施術法を用いた場合、その刺激量が過剰であると、軸索反射により、過剰に血管が拡張したり、不自然に血液が集まり、患部の圧力が余計に増加したり、脳への断続的な侵害刺激により、頭痛が悪化するケースがみられるようです。また、鍼の刺激量が強度かつ長期間にわたると、脳がダメージを受けて疲弊して鬱になったり、鍼依存症となる可能性もあります。
 
*頭部のコリや眼精疲労、眼の奥のコリ、眼の奥の痛み、ドライアイ、眼のかゆみ、まぶたの痙攣、抜け毛、円形脱毛症、白髪なども、基本的には後頚部や頭部への刺鍼で改善させることが可能です。その他の症状に関してはご相談下さい。
 

疫学:血管性頭痛症候群の1種。これまでは20~40代男性が80%程度を占めると考えられてきたが、現在では女性患者も増加している。発生頻度はマチマチで、1日数回でるケースもあれば、1年に数回程度のケースもある。週2回以上の発作が2年以上続く場合は、慢性群発頭痛と呼ばれる。遺伝性は不明。罹患率は10万人に1人程度で、慢性頭痛の部類では最も患者数が少ない。前駆症状なく突然発生し、一側の眼窩または眼窩周囲、側頭部にかけて突き刺すような、またはえぐられるような激痛が見られる。一般的に15分~数時間程度持続する。結膜充血、流涙、顔面部の発汗、鼻閉、鼻汁などの自律神経症状、眼瞼下垂(ホルネル症候群)などを併発する。
原因:不明。飲酒、ストレス、血管拡張薬、ヒスタミン、発熱、寝不足、慢性疲労などが誘因とされる。血管性頭痛であることは確定している。
注意点:下垂体腫瘍との鑑別が必要。
一般的な治療法:薬物療法が主となる。初期には予防薬として、頭蓋内血管を選択的に収縮させるセロトニン薬、炭酸リチウム、Caチャンネルブロッカー(Ca拮抗薬、ベラパミルなど)、副腎皮質ステロイド(プレドニゾロンなど)などが処方されることが多い。発作時は酸素吸入(マスクで純酸素7-10L/分を15分間程度)が有効、エルゴタミンや鎮痛薬は無効とされる。
当院の治療法:基本的には偏頭痛の治療法と同じですが、患者は過度のストレスや過緊張などによって顎関節周辺の筋肉や頸部、背上部にかけての慢性的な筋収縮が見られることが多いです。そのため、仰臥位と伏臥位、2コマ1セットで上半身全体に刺鍼します。基本的には仰臥位と伏臥位の治療日を分けた方が、刺鍼後のダメージが少なく、回復効率が良いようです。数回の施術で、頭痛の程度や頻度は明らかに減少するケースが多いですが、突如発生する頭痛は完全に無くならないケースも稀にあります。自律神経症状が特徴的な頭痛ですので、生活環境や仕事などの環境因子が強くストレスとして影響していると推察され、生活環境が変化しない限り、完治が見込めない場合もあります。もちろん、当院の鍼治療で完治したケースもありますが、最も難治な頭痛であることは事実です。多くの患者は群発頭痛特有の激烈な痛みを経験すると、その痛みの恐怖と、それがいつ起こるか予測できない恐怖から、薬から離脱できないことが良くあります。それゆえ、群発頭痛の罹患年数が長ければ長いほど、環境因子によるストレスと薬の副作用が絡み合い、一筋縄では完治させることができなくなってくるようです。
一般的な鍼施術で頭痛が悪化するケース:当院の開発したつばめ式刺鍼法で施術すれば、鍼の副作用はほぼ無く、頭痛が悪化することはほとんどありません。通常、2-5回程度の施術で偏頭痛が軽減するか、完治するようです。しかし、いわゆる留鍼法とか置鍼法などと呼ばれる、鍼を一定時間刺鍼したままにする古典的な施術法を用いた場合、その刺激量が過剰であると、軸索反射により、過剰に血管が拡張したり、不自然に血液が集まり、患部の圧力が余計に増加したり、脳への断続的な侵害刺激により、頭痛が悪化するケースがみられるようです。また、鍼の刺激量が強度かつ長期間にわたると、脳がダメージを受けて疲弊して鬱になったり、鍼依存症となる可能性もあります。

*頭部のコリや眼精疲労、眼の奥のコリ、眼の奥の痛み、ドライアイ、眼のかゆみ、まぶたの痙攣、抜け毛、円形脱毛症、白髪なども、基本的には後頚部や頭部への刺鍼で改善させることが可能です。その他の症状に関してはご相談下さい。
 

疫学:前駆症状や他の病変がない状態で、突如として円形あるいは楕円形の脱毛斑を生ずる病態。単発または多発で、直径2~5cm以上となることがある。頭毛がすべて脱落するものは全頭脱毛症、頭毛に加え、眉毛、まつ毛、ヒゲも脱落する病型は悪性脱毛症、さらに腋毛や陰毛、体毛に至るまで、全身の毛が脱落する病型は汎発性脱毛症、後頭部から両側頭部にかけて、対側性に境界が明確な帯状の脱毛を呈する病型は蛇行性脱毛症という。円形脱毛症は一般的に脱毛以外の症状を伴うことはないが、まれに白斑や白毛、爪の異常、白内障を伴うことがある。
原因:不明。自律神経障害説、血管機能異常、精神身体学的因子、内分泌障害説、毛周期障害説、感染アレルギー説、自己免疫説など。
一般的な治療法:ステロイド療法、薬剤塗布(塩化カルプロ二ウムなど)、薬剤投与(グリチルリチン、セファランチンなど)、光線療法(エキシマライト、ナローバンドUVB)など。
当院の治療法:円形脱毛症に悩む潜在的な患者は多く、専門外来などでも盛んに治療が行われているようですが、病院ではこれといった決定的な治療法は未だ確立されていないようです。日本の鍼灸業界でも、円形脱毛症の治療が得意だと嘯き、詐欺的に多くの患者を集めて治さない鍼灸院が散見されます。日本の鍼灸院では、細い毫鍼や梅花鍼を用いた散鍼が一般的ですが、実際には短期に劇的な効果がみられることはありません。当院でも、10年ほど前までは日本式の刺鍼法で対応していましたが、中々良い効果が得られなかったため、円形脱毛症の治療は積極的には行っていませんでした。しかし、2-3年ほど前に新しい刺鍼法であるつばめ式を開発し、つばめ式で刺鍼したところ、3-5週間ほどで脱毛部が分からないくらいにまで発毛が劇的に回復する事例が多くみられるようになりました。ここに具体的な刺鍼法は記しませんが、円形脱毛症は、主には患部の虚血または鬱血による局所的脱毛であると結論付けています。また、精神ストレスや過労などによる自律神経バランスの失調、交感神経優位なども複合的要因の1つとなる可能性が高いため、頸部や背部脊際への定期的刺鍼も重要となります。当院では基本的には頸部と背部へ刺鍼した後、頭部の自律神経安定作用があるツボへ刺鍼、脱毛患部への刺鍼が主となります。当院への通院は、初期は週1-2回程度とし、発毛量がある程度安定し、患部が分からないくらいまで回復してきましたら、月1-2回のペースで通院していただき、完全に毛髪が回復しましたら、しばらく通院せず様子をみていただきます。普段から精神的ストレスが強く、頸肩こりや背中の張りが強い、のぼせる感じがある、という方は、週1回または2週間に1回程度のペースで通院していただくと、円形脱毛症の予防として有効です。基本的には局所的な代謝不良ですから、代謝を上げるため、適度な有酸素運動や軽い筋トレ、スポーツなどを心掛けていただくことも、円形脱毛症の予防には必須です。また、定期的に鍼治療と有酸素運動を行い、睡眠の質を高め、自律神経の安定を図ることも重要となります。