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施術回数の目安

 
 当院の1回の施術で筋肉が変化する割合は、通常20~30%程度と推察されます。そのため、症状が軽度であっても、施術回数は最低3~5回程度必要になることが多いです。もちろん、1回の施術で大幅に症状が改善または完治することもありますが、新陳代謝の良い中高生でない限り、大人では稀です。基本的に、鍼灸院では科学的な検証ができないため、あくまでこれは経験則に基づく推測でしかありませんが、大きく外れてはいないと思います。
 
 患者が刺鍼時に痛みを強く感じる場合は、刺鍼本数を減らしたり、細目の鍼を使って施術するしかないため、筋肉が変化する割合も低くなります。つまり、筋肉が変化して症状が改善する割合は、基本的には刺鍼本数と、鍼の太さおよび長さ(鍼の筋肉に占める表面積の割合)によると考えていただければ良いかと思います。
 
 1回あたりの施術時間は15分程度と限られているため、1回の施術で最大限の効果を希望される場合は、できる限り施術部位を限局して、その部位だけに多くの本数を刺鍼した方が効果が良いことが多いです。施術を希望する部位が多い患者は、往々にして「こっちも刺してくれ、あっちも刺してくれ」と要求過多になることが珍しくありません。しかし、欲張って施術部位を分散させてしまうよりも、結果的には、1回あたりの刺鍼部位を絞り、別の日に分けて、部位ごとで治療した方が効果が良いケースが多いです。
 
 もちろん、関連痛などで、数か所の部位に筋肉の慢性的なコリが見られる場合は、全体的に施術しなくてはなりません。したがって、治療回数も多く必要となり、長期にわたって根気よく施術しなければならないことがあります。
 
 また、現在出ている症状の多くは、遺伝的な要素よりも、日常的な精神的・肉体的ストレス、運動不足、運動過多、食の偏りなどによって形成される、いわば生活習慣病の類が多いですから、日常的なストレスが強かったり、日常的な環境が変わらなければ、鍼治療で症状が消えたり改善しても、また同じ部位に不快症状が現れる可能性があります。
 
 基本的に、現在の症状が限局されていて、発症して間もなく、軽度であれば、1~3回程度の施術で改善することが多いです。特に中高生は新陳代謝が活発で血流が良いので、治りが断然に早く、再発しにくいケースが多いです。
 
 しかし逆に、中高年は若者に比べて体内の水分量が少なく、代謝が劣るため、慢性的な症状が長く続いていればいるほど、多くの治療回数が必要で、治りにくいことがあります。特に、外科的な手術による後遺症の類や、骨や靭帯等にすでに器質的な変形または損傷が見られる場合、精神疾患を併発している場合、薬の副作用が疑われる場合などは、鍼をしても中々改善しないことがあります。
 
 通常、3~5回程度の施術で何らかの好転反応があれば、鍼治療で症状が改善する可能性が高いです。しかし、3~5回程度施術しても全く変化が見られない場合は、当院では治せない可能性があります。