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  • よくある質問


 
 

A:当院の鍼施術は、基本的には筋肉が硬化している(コリが強い)ほど痛いです。時には、施術中に大声で悲鳴を上げたり、絶叫する患者もいます。また、当院での施術はそれなりの痛みを伴うほか、施術後は2日ほど筋肉痛のようなダルさが残ったり、施術部位に2週間ほどアザが残ったりすることがあります。日本で一般的な他の鍼灸施術しか受けたことがない患者は、その違いに驚くことが多いです。巷では、「痛い鍼治療は術者が下手なんだろう」などと素人同然の感想を述べる鍼灸師もいますが、あれは正解でもあり、誤解でもあります。つまり、施術中に響くような鈍い痛みが強く出るのは、罹患した筋肉(特にインナーマッスル)にちゃんと刺鍼している証拠ですから、むしろ、響きのないような、痛くない鍼治療は効果がみられない場合が多いのです。鍼の本場中国では、痛みがない鍼は効果がない、というのが医師の一般的な認識ですし、実際に中医学の重要な古典にも「得気(「得気」の重要性)がないと効果がない」と記されています。日本で重鎮とされる鍼灸師においても、この得気についての知識さえ全くないということが珍しくないようです。実際に、他の有名な鍼灸院や、病院の専門外来、ペインクリニック、漢方薬などを長年試しても全く改善しなかったような患者が、当院の施術で短期間のうちに完治したり、明らかな改善をみせることは事実です。したがって、「痛いけど超効く!」とか「鍼はこんなに即効性があるんだ!」いうのが当院での標準的な評判です。もちろん、すべての病態を改善させることは出来ませんが、特に慢性疼痛に関しては、他のどんな手技、療法、薬剤よりも効果が良いと評価されています。日本の多くの鍼灸院では「痛くない鍼」とか「優しい鍼」が主流で、「徐々に治すのが鍼灸」とか「鍼灸に即効性はない」などと根拠なく吹聴している自称プロやゴッドハンドな鍼灸師が少なくありませんが、当院にはそういう鍼灸院で全く改善しなかった患者が日々来院し、数回の施術で完治するケースが珍しくありません。
 

A:していません。当院は主に精神疾患によらない疼痛性の病態、および運動器系疾患に対応しています。詳しくはこちらをご覧下さい。
 

A:結論から言えば、一時的な局所圧迫や外傷などによって起こった橈骨神経麻痺(下垂手)は、軽度であれば、医学的には放っておいても自然治癒すると言われています。まずは病院で医師の診断を仰ぐことが重要ですが、医師から特に何もする必要がないと言われたような軽度なケースであれば、刺鍼することによって、回復が早まる可能性はあります。つまり、鍼では「治す」というよりも、「回復速度を高める」という感じです。
 
しかし、神経を著しく損傷しているようなケースにおいては、週に1回刺鍼したとしても、全治まで1ヶ月以上かかる可能性があります。一般的に神経の再生速度は1日に1mm前後である言われています。したがって、損傷範囲が広ければ広いほど、完治まで時間がかかります。
 
橈骨神経麻痺は松葉杖の使用や、睡眠中の腕枕(ハネムーン症候群、公園のベンチ麻痺)、全身麻酔中の不適切な肢位、外傷などによって橈骨神経が障害されることで生じやすくなります。主に、手首を能動的に伸展出来なくなったり(下垂手)、母指、示指、中指の背側付近にしびれや疼痛などの知覚障害が生じる病態です。前述した通り、軽傷であれば数日で全快しますが、例えば日常的に手や腕を過度に使うような仕事をしていて、橈骨神経管付近での慢性的な圧迫に起因するような中位橈骨神経障害が生じたケースなどにおいては、刺鍼しても劇的な改善がみられないこともあります。
 
いずれにしても、前腕橈側の筋肉に著しい硬化がみられる場合は、その筋肉へ刺鍼すると、硬くなっていた筋肉がゆるんだり、癒着がはがれたりして血流が改善し、罹患部への栄養や酸素の供給量が増加するため、刺鍼をしていない場合に比べて、早く回復する可能性はあります。まれに、美容師、理容師、歯科医師など手や腕を日常的に酷使するような仕事をしている人や、毎日データ入力などのタイピング作業を長時間続けている人、精神的ストレスが極度に強かったり、睡眠の質が浅い人や薬物依存症の人などにおいては、下垂手は治ったとしても、知覚異常がなかなか治らないケースもあります。尺骨神経障害や正中神経障害、腓骨神経障害などによって生じる麻痺や知覚異常に関しても、同様に捉えていただければよろしいかと思います。
 

A:あります。当院では他院と異なり、硬化したインナーマッスルへ刺鍼するため、刺鍼時は強い響きや痛みが伴います。また、施術後も筋肉痛のような重だるさが2日ほど続きますが、通常は時間が経過するごとに軽くなってゆきます。しかし、50人に1人くらいの割合で、施術後翌日から、患部の痛みがひどくなったり、しびれが悪化したかのような症状が現れるケースがあります(特に常に自律神経が失調しているような方や日常的な精神的ストレスが極度に強い方、既往症または基礎疾患として精神疾患を患っていたり、精神安定剤を長期間にわたって服用している方、痩せ型でヒステリー気質が強い中年女性などに起こりやすいように思われます。
 
これまでに当院のような、長針や中国針などを多用した針施術を受けた経験がない方は特に驚かれたり、悪化したと怒ることが稀にあります。
 
また、そのような悪化したかのような状態が出た数日以内に再び刺鍼すると、反応の早い患者や比較的症状が軽い患者においては、刺鍼中にそれまで出ていた激しい痛みやしびれがピタリと消失しますることが良くあります。例えば、刺鍼によって神経を損傷していたと過程した場合(当院で使っている太さの針では神経を損傷することはありえませんが…)、再び刺鍼すればさらに症状が悪化するはずであり、2回目の刺鍼中にそれまでの激烈な痛みやしびれが消失するという事実は、医学的には説明出来ないと思われます。
 
つまり、当院のような刺鍼法で症状が悪化したように思えるほとんどのケースは、実際にはいわば好転反応であるか、患者の既往症や精神的作用によるものが多いと推察されます。ゆえに当院の施術で痛みが増したり、しびれが強くなった時は、それらの症状が出ている数日以内に再び鍼を打つことで、筋肉をより良い状態にさせ、不快症状を解消させるチャンスだも言えるかもしれません。確かに、それまでにそのような経験がない患者にとっては理解し難い現象であるでしょうし、こちらがいくら理論立てて話をしても埒が明かない患者も実在します。そういった患者は「あそこで治療したら悪化した」と陰口を叩くでしょうが、こればかりはどうにもなりません。
 
特に北京堂式の治療を行う鍼灸院においては珍しくないケースですので、「Aという北京堂式の鍼灸院へ行って悪化したが、翌日Bという北京堂式の鍼灸院へ行ったら痛みがピタリと消えた。Bの先生はAの先生よりも腕が良い」などと勘違いする患者がいますが、実際にはAの先生が1回目の刺鍼で中途半端にゆるめた筋肉を、Bの先生が2回目の刺鍼で完全にゆるめただけの話であって、単純にA、Bの先生の優劣を決めることには無理があります。まあ、変化させたという点からみれば、Aの先生もBの先生も日本の一般的な鍼灸師に比べたら遥かに優秀であると思われます。
 
では、精神的な作用がないと考えられる患者において、なぜに治療後に痛みが増したり、しびれが増したりするのかについて解説しておきましょう。通常、刺鍼することで筋肉は癒着がはがれたり、ゆるんで柔らかくなります。(*これは生体にとって侵害刺激となるくらいの刺鍼法でなければ起こり得ませんから、最近流行の皮膚の表面にしか刺さぬようなユルい浅鍼治療では効果は見込めないでしょう。刺鍼によって筋肉がゆるむメカニズムについては主に組織内の減圧作用や脳内麻薬放出、自立神経の安定、軸索反射などによるものが考えられますが、詳しい解説については新式減圧速抜法(つばめ式刺鍼法)についてをご参照下さい。)
 
また、刺鍼によって筋肉がゆるむパターンは大きく分けて2種類あると推察されます。筋肉のゆるみかたは患者の元々の筋肉の状態や生活習慣によって様々ではありますが、「ほとんど痛みを伴わずに治っていく(パターン1)」と、「痛みが増加して治っていく(パターン2)」の2種類があります。1の場合は刺鍼後2日も経てばそれまでの症状が軽快して予後良好であることを実感出来ますが、2の場合は刺鍼後翌日から痛みが増すため、本当に鍼治療は効いているんだろうかとか、術者が下手くそで症状が悪化したのではないか、などと不安になったりします。
 
しかし、パターン2が起こったとしても、事前に患者と術者の信頼関係が構築されていたり、過去にそのような現象を患者が経験済みであれば、「これは治る前段階の徴候である」と判断出来るわけですが、そうでない患者はただ不安になるか、術者に不快感を抱いて再び施術することを拒絶するようになります。ちなみに、当院では大して珍しい事例ではないため、悪化しそうな患者には事前にその旨を伝えていますし、初診の患者には施術後の注意として以上の旨を記した紙を渡していますが、それでも後で文句を言ってくる患者は実在します。
 
筋肉は鍼施術でゆるめることが可能ですが、ゆるむ程度をコントロールすることは困難です熟練するとある程度は可能ですが、刺鍼後の筋肉のゆるみ方は患者の自然な生理的反応と生活環境に委(ゆだ)ねるしかないため、治療後に全く痛みが出ないように刺鍼するというのは無理な話です。おそらく、ゴッドハンドと呼ばれるレベルになっても困難なことでしょう。
 
ちなみに、筋肉がひどく硬化していたり、飲酒や喫煙、過労、不眠、過食、精神的ストレスなどが日常的に多々ある患者においては、刺鍼後に一時的に痛みやしびれが増すケースがあります。逆に、筋肉がそれほど硬くなかったり、生活が安定していてストレスが少なければ、同じように刺鍼したとしても、経過は素直かつ良好です。つまり、刺鍼するたびに治りが良くなり、鍼の効果を実感しやすいのです。もし、長年、筋肉がコリ過ぎて全身ガチガチであるとか、普段から過食や過飲癖があったり、日常的なストレスが強すぎるという患者であるならば、刺鍼後に一時的な悪化は免れないと覚悟して治療に望まれるのが良いと思います。また、施術後の一時的な悪化に耐えられぬとか、施術者を信用出来ぬなどと思われるのであれば、当院のような鍼施術は避けた方がよろしいでしょう。
 
当院の鍼施術は他院に比べて遥かに刺鍼時の痛みが強いですし、経過がダイナミックですから、色んな意味でカルチャーショックを受ける患者は多いです。しかし、どこへ行っても治らなかった痛みや、巷で難病だとか騒がれ、医者が匙を投げた病態をも当院で完治させているのは事実です。
 

A:通常、鍼施術後に痛みが増すことはありませんが、稀に施術後に痛みが増して、余計に悪化したかのように感じられることがあります。対処の方法は状態によって主に2パターンあり、詳細は以下に記します。
 
パターン1:《施術後、特に何もしていないのに痛みが増した》
この場合は、患部の筋肉がゆるみきっていないまたはコリのある部位が残っているような状態ですので、一般的にはそのまま施術を継続すれば痛みは消えてゆきます。特に強く痛む場合は2~3日くらいのペースで鍼を打つと良いです。
 
パターン2:《施術後、過食(a)・過労(b)・飲酒(c)を経て、翌日に痛みが増した》
(a)の過食は臓器に負担をかけるため、周囲の自律神経を興奮させます。また、過食は小腸~大腸に炎症傾向を促すため、腹膜腔内から骨盤腔内にかけての神経を刺激し、腰臀部の筋肉を緊張させます(過食歴が長いと左肩甲骨間や左棘下筋付近に慢性的なコリを訴えます)。つまり、医学的に言う筋性防御による筋肉の過緊張が起こるため、腰臀部痛が誘発されます。
(b)の過労は過度の作業・トレーニング等によって筋肉が疲弊するため、単純な筋疲労による痛みが誘発されます。精神的ストレスも脳や血管収縮に影響し、痛みの原因となりやすいです。
(c)の飲酒はアルコールが主に速筋繊維の融解を促し、ミオパチーとなるため、筋委縮による痛みが誘発されます。当院では、刺鍼後は筋肉がスムーズに回復しやすいよう、施術後の注意事項として過食、過労、飲酒などを出来る限り避けていただくようお願いしていますが、特に腰痛患者においては治療後の過食によって痛みが増すケースがみられます。過食による腰痛であれば、排便するごとに痛みが軽減されてゆきますが、過食癖が重度で便秘傾向にある場合は、腹腔内の内圧が一向に減らず、腰臀部周辺の神経が常に刺激されている状態ですので、鍼施術をしても痛みが出たり引いたりで完治しないケースがあります。この場合は過食を慎まない限りは完治しません。食生活が正常で腸内環境が整っていれば、腰臀部の筋肉は柔らかく、痛みを感ずることはほとんどありません。
 
鍼治療における効果の科学的根拠は主に2つありますが、どちらも痛みを抑制したり、筋肉をゆるめる作用であり、通常、鍼治療後に痛みが増すことはありません。当院のように硬くなった筋肉に確実に刺鍼する治療法においては、まず医学的に言う「ストレス鎮痛」が起こるため、脳内ではβ-エンドルフィンなどの内因性モルヒネ様物質が大量に放出され、痛みの抑制系回路が刺激されます。また刺鍼直後は痛みで筋肉が一時的に収縮しますが、30分程度留鍼しておくと軸索反射によって血管が拡張し、硬化していた筋肉の回復が促されます。治療後にしばらく刺鍼部位がダルくなるのは筋肉が回復に向かって変化している証拠です。
 
前述した通り、治療した翌日に刺鍼部位が施術前より痛むことが稀にあるわけですが、このような現象は筋肉が異常なほど硬化している患者に起こりやすいです。特に腰椎が後湾(つまりは逆反り)しているほど重度な慢性腰痛患者においてみられやすいケースで、腰部に刺鍼した後に過食すると、翌日にぎっくり腰のような痛みに見舞われることがあります。この機序は医学的な知識がないと理解し難いと思いますので、下記にてわかりやすく説明します。
 
口から入った食物は胃を通過したあと、小腸、大腸を通過して体外へ排出されます(細かい過程は省略)。適切な量を食べていれば、胃腸には大した負担がかからず、食物は便となり体外へ排出されます。しかし常に過食傾向である人は、狭い腸内に通常よりも過大な負担がかかっているため(特に便秘気味なのに過食する人は腸内がパンパンに膨れる)、腹腔内および骨盤腔内の内圧が高まると同時に、断続的に腸内に送り込まれてくる食物の刺激によって腸が炎症の如き様相を呈し、最終的にはオーバーヒート的な状況になります。そして腸周辺の神経が刺激されて、主に大腰筋や腰方形筋、腸骨筋が過緊張するようになります。要するに医学的にいう筋性防御が起こるわけで、状況としては腹膜や虫垂の炎症が腹膜に及ぶと反射性に腹壁緊張が起こって腹部の筋肉が強く収縮するのと同じような状況になるわけです。以上が、食べ過ぎによって腰痛が起こる理屈です。この理屈は私が実際の臨床を通して発見したことなので、食べ過ぎによって腰痛が悪化したり、ぎっくり腰を誘発するという考えに及ぶ医療者は少数であると思います。素人には信じ難いかもしれませんが、事実です。ちなみに過食癖のある人は、ほぼ例外なく左肩甲骨間や左肩甲骨周辺に慢性的なコリがあります。詳しい機序についての説明は省略しますが、これは胃を酷使しているゆえです。敏感な方であれば、食べ過ぎた後はちょうど胃の裏あたりの背中が凝ってくるのがわかると思います。持続的に胃を酷使していると、背中の凝りはシコリのようになってきます。
 
したがって当院では、特に重度の腰痛患者においては、治療後および治療期間中は過食と過労は控えるようお願いしています。過食も過労もしていないのに痛みが増した、というケースであれば中途半端に筋肉がゆるんではいるものの予後良好ですので、痛みが出ている内に鍼を打てば、直後に痛みが消えるパターンがほとんどです。これはいわゆる好転反応と言っても良い状態です。しかし治療中も過食過労、その他の精神的、身体的ストレスが止まぬ場合は筋肉がゆるむヒマがないため、鍼を打てども痛みが出たり引いたり、イタチごっこの様相を呈して埒が明かなくなるため、治療を中止することがあります。例外的ではありますが、日常的なストレスが強すぎて完治は望めないけれども、鍼をすると数日間は楽になる、という患者においては、週1~2日程度のスパンで鍼治療を継続するケースもあります。
 
どの病態においても言えることですが、最も難治性の患者というのは、過食癖が強かったり、飲食が一定していない患者に多くみられます。また自己管理がおろそかで、今現れている病態を医者や鍼灸師に丸投げしてしまうような患者も難治に陥りやすいです。その証拠にトップアスリートなど、自己管理を徹底しているような患者は医者が手に負えぬような病態であっても、鍼をすると早々に治ってしまいます。巷にはトップアスリート御用達の有名なスポーツ系メディカルトレーナー的鍼灸師も実在しますが、あれは鍼灸師の腕が良いというよりも、むしろ患者が治りやすいだけの話であると推察されます。
 
食の如何が心身に与える影響は多大ですから、どこに行っても治らない、というような病態にある患者は、第一に食生活を見直してみることを強くお勧めします。理想の食事については色々と論がありますが、私が現在推奨している食事法は以下の通りです。

・朝食は胚芽米または白米とめかぶ、昆布、納豆、豆腐、のり、魚、きなこなどを副菜とし、可能であればフルーツ、味噌汁などを加える。コーヒーはカフェインとパルミチン酸(飽和脂肪酸)が多いため、極力避け、無農薬の緑茶か水、100%ジュースを常飲する。
・昼食は魚料理またはうどんやそばなどにして、肉類や乳製品、卵などは避ける。ラーメンなど食べたければ、なるべく無添加、動物性食品フリーの魚介系にする。フィッシュオイルに含まれるDHAやEPAは血栓を溶かし、血流を改善させたり、脳内神経の伝達を促進する効果がある。
・夕食も野菜や魚など、繊維質と不飽和脂肪酸食品を中心としたメニューとする。肉はカロリーが高く、飽和脂肪酸が多く、繊維質が少ないため、大腸憩室や大腸癌、胃液の過剰放出による胃炎、逆流性食道炎、胃癌、便秘など、万病の原因となるため、中止するか極力少な目にする。日本人はもともと乳糖不耐症であり、乳製品に含まれるホルモン剤や抗生剤はアレルギーの原因にもなるため、極力控えるか止める。塩は血圧上昇の原因になる精製塩は避け、天日干しと平窯で製造されたカリウムやマグネシウム豊富で血圧低下に効果のある天然の塩を食べるようにする。また、味噌や納豆、糠漬けなど、日本古来の発酵食品も積極的に取り入れるようにする。酒やたばこはやらないのが好ましい。添加物に関しては安部司氏の「食品の裏側」、魚貝菜食に関しては安岡博之氏の「シーフードベジタリアン」が参考になる。

 

A:病態によって異なりますが、基本的には鍼施術後のだるさが完全に抜けた3~7日くらいの間隔で施術を続けるのが良いです。鍼施術後特有のダルさが残っている間はいわば筋肉の回復期ですから放っておく方が良いのですが、施術後に痛みが強くなるケースではあまり間隔を置かずに施術した方が良いパターンもあります。ちなみに施術後に痛みが増しても、ほとんどの場合は中途半端に筋肉がゆるんでいるだけですので、実際には悪化しているわけではありません。通常はそのまま経過させておいても痛みが酷くなることはあまりありませんが、痛みに耐えがたい場合は1~3日くらいの間隔で再施術した方が良いこともあります。一般的に施術後に痛みが増すような患者は稀ですが、このような患者は慢性的な筋肉の硬化度合いが強いことが多いので、週2くらいのペースで治療を続けないと中々良くならないことが多いようです。
 

A:当院は完全予約制です。予約後にご来院下さい。
 

A:運動後1時間程度経過していて、著しい疲労感や体調不良、心拍数の異常などがなければ施術しても問題ありません。
 

A:腫れがひどく、熱感が強い場合は骨折している可能性があります。まずは整形外科でレントゲンを撮ってもらうなど、医師による適切な処置を受けて下さい。その後、骨折が無いことを確認出来ましたら鍼治療は可能です。骨折が完治していない間は鍼治療はしない方が良いです(骨折の部位と程度によっては施術可能です)。稀に「さっき整骨院(=接骨院)で診てもらったんですけど、骨折してないみたいです。」と言って来院される患者さんがいますが、整骨院は病院ではありません。そもそも柔道整復師が「診断」することは違法ですし、レントゲンが撮れない状況で的確な診断は不可能です。日本の医師法上は「診断」出来るのは医師だけですから、骨折した疑いがある場合はまず最初に病院へ行って下さい。病院で検査して骨や靭帯に異常がなければ、鍼施術が可能で、当院ではおおよそ1-2回程度の施術で痛みを消失させるか、激減させることが可能です。
 

A:まずは病院へ行き、医師の指示を仰いで下さい。基本的に、重症であるときは鍼灸施術はしない方が良いですが、風邪の初期や、症状が安定した回復期であれば、鍼と灸で体を温めることによって、治りが良くなるケースもあります。特に咳は治まったにも関わらず喉の痛みだけが残っていたり、軽い風邪が長引くようなケースにおいては、鍼灸施術が有効なパターンが多くみられます。慢性気管支炎やストレス性の喘息など、咳が止まらない場合などでも、適切に刺鍼することで短期に改善させることが可能です。
 

A:そのような時に鍼灸施術をすると症状が悪化することがあります。症状が治まってからでしたら施術可能です。
 

A:出来ません。ある程度体調が安定していないと刺鍼によって迷走神経反射が起こりやすくなり、施術中にめまいがしたり、余計に気分が悪くなったりすることがあります。また、かなり空腹である時に施術しても同様の症状がみられることが稀にあります。鍼灸施術前は出来るだけ体調を整えておくようにお願いします。特に通常よりも激しい頭痛があったり、急な血圧変動がある場合はクモ膜下出血など脳血管障害の前兆である可能性がありますから、まずは病院で検査してもらって下さい。
 

A:腸骨筋など骨盤腔内の筋肉への刺鍼は出来ませんが、生理時の腰痛、頭痛などに対応した施術は可能です。しかし普段から出血量が多いなど、生理中に貧血症状を起こしやすい患者には鍼の刺激量を抑える必要がありますから、施術前に必ずお伝え下さい。基本的には生理が来ていない期間に刺鍼するのがベストです。定期的に刺鍼することで、生理前後の頭痛、生理痛、生理不順を軽減させることが可能です。特に頭痛や生理痛はほぼ感じないくらいまでに改善させることが可能です。
 

A:美容鍼に関しては、あなたの知らない「美容鍼」をご参照ください。
 

A:極まれに一過性のしびれが残ることはありますが、通常は長くても1か月程度で消失します。鍼治療で神経をひどく損傷することはあり得ませんが、軽度に可逆的な損傷を起こす可能性はあります。アザ(内出血)はどんなに細い鍼を使っても起こり得ますが、長くても3週間程度で綺麗に消失します。職業がモデル、女優などで短期間でも体にアザが残るのは避けたい、という希望があるのでしたら、当院での鍼治療はおすすめ出来ません。ちなみに、筋肉が硬い部位ほど大きなアザが出来やすく、アザが完全に消失するまで長く時間がかかりやすいです。また心疾患でワーファリンを常用していたり、内出血が起こると良くない患者についてはこちらに詳しく記してありますので、予約をする前に必ず読んで下さい。
 

A:構いませんが、他の患者様に迷惑になるような撮影行為はお控え下さい。
 

A:当院のウェブショップにて通販可能です(東京つばめ鍼灸ウェブショップ)。つばめちゃんグッズは随時新作を追加しています。灸は主に蕲州(現在の黄岡市蕲春県)産の最上級棒灸ともぐさを販売しています(お求めやすい並品も販売しています)。中国では、もぐさの原料であるヨモギは「百草の王」であるとされ、三千年以上にわたり、病気の治療などに用いられて来ました。
 もぐさはその純度(精製率)と熟成年数、産地などによって細かく等級分類されています。純度が高いもぐさほど香りが良く、火力がマイルドかつ火勢が安定しているため、煙が少なく、点火中も灰が落ちにくく扱いやすく、比較的高価です。逆に夾雑物が多く純度が低いもぐさは煙が多く、点火中は灰が落ちやすく、香りが劣ります。しかし、火力が強いため、箱灸や隔物灸などに適しており、比較的安価です。
 また純度の高いもぐさはチネオールなどの精油成分を多く含むため、燃焼時に素晴らしい芳香を放ち、精神安定や副交感神経に作用すると言われています。一方、純度が低いもぐさは火力が強く、安価であることが最大の利点ですが、一般的に煙が多く出るため、室内が臭くなったり、壁紙や布類にヤニが付着するというデメリットがあります。そのため、最近ではヨモギを炭化させた無煙灸の需要が増えています。
 李時珍の『本草綱目』には“(艾叶)自成化以来,则以蕲州者为胜,用充方物,天下重之,谓之蕲艾。”と記されており、「中国艾都(ヨモギの都)」と称される蕲州(現在の黄岡市蕲春県)産のもぐさが最上級であるとしています。蕲州産ヨモギは茎の高さが150~250cmにも達し、葉の腺毛密度が高く、精油成分や微量元素が豊富で香りは濃厚です。
 日本では『本草綱目』にあまり馴染みがないためか、現在でも蕲州産もぐさはほとんど流通していません。当店では、蕲州産ヨモギを原料にした最上級灸製品を独自のルートで仕入れ、より上質なお灸をお求めになられている皆様のもとへお届けしております。

 

A:ありません。頭痛や顎関節症、三叉神経痛などで頭部や顔面部に刺鍼する可能性がある場合はヘアワックスやヘアスプレー、化粧などはしないで来院されるのが理想です。なぜなら、刺鍼部位にそのような薬剤が付着しているとアルコールで何度も皮膚を洗浄しなくてはならず、皮膚が炎症を起こしやすくなる可能性があるからです。顎関節症の治療であれば、まゆ毛やまつ毛への化粧は落とさなくても大丈夫です。
 

A:病態にもよりますが、おおよそ10~40分(刺鍼時間は25分まで)です。時間に余裕をもってご来院ください。
 

A:女性用の患者着のみ用意しています。男性は基本的に上半身裸になっていただくか、短パンに着替えていただきます。ご自分の着替えが必要であればご持参ください。特に汗をかきやすい方は着替えがあった方が治療後に快適かもしれません。
 

A:当院長は「あんま・指圧・マッサージ師」の免許を持っていませんので「はりきゅう」のみの施術です。基本的に左記免許を保持しない者が治療目的でマッサージを業とすることは違法とされています。
 

A:可能ですが、基本的に当院では灸施術は行っていません。灸はあくまで補助治療です。中国には古くから“一针,二灸,三汤药”という格言があり、最も効果が高いのは鍼であり、中国伝統医学においては、鍼施術を最優先とすることが多いようです。灸のみの治療を希望する患者の多くは、鍼が怖いということが背景にあるのだと思われますが、余程症状が軽くない限りは灸を何度すえようが良くなることはほとんどないので、当院では重症患者に灸だけすえることはあまりありません。
 

A:施術後24時間程度はお控え下さい。通常の生活動作は問題ありませんが、あまり心身に負担がかからないようにしてお過ごし下さい。
 

A:基本的に妊婦への施術はしていません。首肩コリ、頭痛、背中の痛みに対する鍼治療は行うことがありますが、基本的にはお断りしています。心配でしたら鍼施術を受ける前に、鍼をしても良いかを信頼できる医師に相談することをおすすめします。ちなみに、ピルを常飲している患者は血栓症を発症しやすいため、鍼施術を受けたい場合はかかりつけの医師に相談してから予約して下さい。
 

A:施術に関係がない個人情報は一切公開していません。それらをHPで公開しなければならない法的根拠はありません。また、昨今、ネット上で個人情報を無暗に公開した場合、犯罪に利用されかねませんし、そういった安易な情報公開は危険であると考えていますから、必要最低限の情報しか公開していません。例えばSNSなどでは執拗に個人情報の登録を求められることがありますが、名簿屋に情報を売られたり、闇組織に情報を抜かれて悪用されないとも限りません。もし、院長の鍼灸技術が年齢と比例するのであるとお考えで、左様な質問をするのであれば、当院には来院されない方が良いでしょう。一般的に、そういった誤った先入観に影響されやすい患者は、どんな病態であってもヒステリー気質が根底にあったり、難治であることが多いからです。また、院長の年齢を重視されるのでしたら、いっそのこと棺桶に半分足を突っ込んだような、老害と呼ばれても差し支えないような、何となく経験豊富そうな超高齢院長が御座す鍼灸院へ行かれるのが良いかもしれません。ちなみに、そういった鍼灸師には施術着に作務衣を好んで着用するケースもあるようですが、医学的な常識で考えれば、白衣を着た鍼灸師の方が衛生面への配慮が勝っているように思えます(もし病院で作務衣を着ている医師やコメディカルがいたら患者はどう思うでしょうか?)。とにかく、個人的には鍼灸の施術レベルはキャリアや経験年数には比例しないと考えています。ちなみに、巷には「鍼灸一筋〇〇年!」などと喧伝されている鍼灸院であっても、実際に通院していた患者によれば、誤って服の上から針を刺したり(私が学生の頃には服の上から針が刺せることを自慢していたアホ鍼灸師がいました)、セクハラ的行為をしたり、料金が高くてネットの口コミランキングで1位だったのに半年通っても全く効果が見られなかった、という報告がある鍼灸院も少なからず実在しています。確かに臨床歴やキャリアは一つの判断基準にはなり得ますが、才能がなかったり、努力せず無駄に惰性で生きているような鍼灸師がゴッドハンドと呼べるレベルに達するか否かは、マトモに考えてみれば明白です。しかし、そういった鍼灸師が怪しいHPやメディアを巧みに利用して、患者が集まるよう悪質に誘導するようなことは、昨今では珍しいものではありません。
 

A:どうぞ、他のスタッフはみんな白衣を着ているのに、自分だけ作務衣を得意げな感じで着こなしている、何となく経験豊富に見えるかもしれない素晴らしい院長がいる鍼灸院へ逝って下さい。
 

A:申し訳ありません。私は会ったことも触ったこともない患者を何回で治せるか電話で即答したり、行ったことのない部屋を透視出来るほどの霊能力や超能力は備えていません。どうぞ、「1回で完治させます!」とか、「私は今はただの鍼灸師だけど、前世は医者だったのよ!」とか、「ワシには気が見える!鍼灸で冷えを除いて脾胃を補うのじゃ!」などと断言する自称ゴッドハンド的な素晴らしい院長がいる鍼灸院へ逝って下さい。
 

A:ありません。当院最寄りのコインパーキングを御利用下さい(週末は満車になりやすいようです)。
 

A:会社が休みの日にご予約下さい。休診日は休診日です。
 

A:会社が休みの日にご予約下さい。県外や外国から来る患者であっても、想像力のある方は事前に地理などを下調べしてから時間に余裕を持って来院されますので、遅れて来ることはほとんどありません。一般的に初めての場所へ時間通りに行こうと思えばそれなりに準備して、時間に余裕を持って出かけるのが当然の社会通念というか、常識だと思いますが。私は中途半端な施術はしませんので、中途半端な気持ちでの来院はお控え下さい。
 

A:衛生管理については、HPにて詳細に記しています(→こちら)。心配でしたら他の鍼灸院へどうぞ。他の鍼灸院が安全かどうかは知りません。
 

A:知りません。
 

A:HPに記してあります。
  

A:1回あたりおおおそ10~40分(刺鍼時間は25分間まで)です。
 

A:やっていません。
 

A:すべて使い捨てです。針代が別途必要です。詳しくはこちらをご覧ください。
 

A:やっていません。こちらをご覧ください。基本的に初対面の他人に対してタメ口な患者の来院はお断りしています。
 

A:当院は自由診療(保険外診療)のみです。
 

A:いません。
 

A:出来ません。騒がしい院内環境は患者の交感神経を刺激し、良からぬストレス源となって治療効果を低下させます。ゆえに当院ではキッズスペースなどを設けておらず、基本的にはお子様の同伴はお断りしています(おとなしい子は問題ありませんが、出来るだけお子様の同伴はご遠慮願います)。
 

A:可能です。当院では医師、はり師、鍼灸学生に限り、随時施術見学者を受け入れています(予約制)。見学は無料です。見学希望者はまずはお電話にて、見学予約を申し込んでください。その後、予約が確定しましたら、医師免許証、はり師免許証、有効期限のある鍼灸学生証、いずれかのコピー(A4サイズ)1枚を見学日の1週間前までに当院住所へご郵送ください。見学予約日までにご提出いただけない場合は、見学をお断りする場合がございます。見学時間は基本的に土日祝日の13:30~17:30までです。平日の見学をご希望される場合は事前にご相談ください。見学時の持ち物や注意事項は以下を参照して下さい。
 

【持ち物】
□白衣(白以外は禁止) □スリッパ □メモ帳など筆記用具 □香りの少ない飲み物(コーヒーやアルコール、テイクアウトカップなどは禁止) □マスク


【注意事項】
・見学は予約制です。予約されていない場合は見学できません。
・見学禁止の患者様が一定数おられます。また施術部位の撮影や録画、会話の録音などは禁止です。
・化学物質過敏症や人工香料に敏感な患者様が多数おられます。見学時は無香料の洗剤で洗濯した衣服や白衣を着用してください。また整髪料や香水、化粧品などはなるべく使用しないか、無香料のものをご使用ください。洗濯洗剤は以下のせっけん由来、または部屋干しトップクリアリキッド(青パッケージ)を推奨いたします。
・院内ではスマホや携帯電話の電源はオフ、またはマナーモードにし、通話する場合は院外でお願いいたします。
・院内および敷地内での喫煙は禁止です。
・施術中はなるべく静かに見学してください。大声を出す、暴言を吐く、奇声を発する、暴れるなど、院内の秩序を乱す恐れがあると判断した場合は、強制退出または見学禁止とさせていだだく場合がございます。
・見学中にトイレへ行く場合は、必ず白衣を脱いでください。
・院内の鍼灸用具に無断で触れたり、鍼灸用具を撮影することは禁止です。

 

A:現在はやっていませんが、将来的に設備が整い次第、開催する予定です。お金を頂戴して講習会をやるからには、それなりの準備をしてそれなりの技術やノウハウを伝授したいと考えています。ちなみに、患者からの評判が良ければ、毎日臨床に追われるため、講習会に割く時間など取れぬのが道理だと思われますので、講習会ばかりに精を出している鍼灸師には注意が必要かもしれません。