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実際の臨床例

 
*facebookと連動して随時更新しています。実際の臨床画像はInstagram(インスタグラム)でも公開しています。facebookは「東京つばめ鍼灸」、Instagramは「#東京つばめ鍼灸」で検索して下さい。
*当院は主に精神疾患によらない疼痛性の病態および運動器系疾患などに対応しています。 

下肢のだるさ、むくみ、しびれ


20代女性。数年前から慢性的な下肢のだるさが続いており、たまに長時間歩くとだるさに拍車がかかってマッサージをしてもどうにもならぬとのことで来院。基本的に全身どの部位においても慢性痛が常態化する段階になると、インナーマッスルの硬化が進んでいるため、一般的な外部刺激だけでは改善し難くなります。つまり、浅層部の筋肉が硬化しているだけならばマッサージや温熱療法などで改善しやすいのですが、深層部の筋肉が硬化してしまうとマッサージをしようが温めようが、巷の手技・療法などによる物理的な刺激は浅層部までしか及ばず、期待した変化が見られないことが多いのです。したがって、当院のようなインナーマッスルへアプローチする鍼治療でないと、良い変化は望めないことがほとんどのようです。当院のような鍼治療は一般的な鍼灸院とは異なり刺鍼時に痛みを伴い、刺鍼後2日程度は筋肉痛のようなダルさが残りますが、その後はマッサージや浅鍼治療では得難い効果を実感出来ます。軽度であれば1回の刺鍼で効果が実感出来ますが、筋肉の硬化がかなり進んでいる場合は、5~7日に1回程度通院していただき、数回治療を続ける必要があります。
 


突発性難聴、メニエール病、耳閉感、耳鳴り


20代女性。突発性難聴の治療。以前から耳に痛みや違和感などの前兆があったそうで、ある日突然耳が聞こえにくくなったため、口コミで来院しました。病院ではメニエール病もしくは低音性の突発性難聴と診断されています。当院では内耳を栄養する血管および中耳の状態を改善するような刺鍼法を施します。翳風(えいふう)というツボへの刺鍼が最も重要で、耳管へ得気(鈍痛)が出るように当てないと効果は出にくいです。このケースでは3回の施術で完治しました。施術は3日ごとに行いました。
 
メニエール病も突発性難聴も医学的には難病の類とされており、病院へ通ってもほとんど治ることが無いようですが、当院のように的確に刺鍼すればいとも簡単に完治します。医師を盲信している患者には信じがたいでしょうが、難病指定されているメニエール病も容易に完治させることが可能です。特に、突発性難聴においては発症して3週間程度であれば、聴力がほぼゼロまで低下していても完治させることが可能です(精神疾患に起因するような耳の異常は治せない場合があります)。また、耳が悪くなる人は顎の異常が原因になっていることもあり、顎関節症を併発しているケースがあるため、必要な場合は顎の治療も同時に行います。難聴・耳鳴りの鍼灸治療レポート


脊柱管狭窄症


70代男性。脊柱管狭窄症の治療。病院では全く好転しなかったため、口コミで来院。手術によって腰椎が一部除去され、ボルトが入っている状態です。「もうゴルフは出来ないだろうと医者に宣告されたが、生きている内に一度でいいから孫と一緒にラウンドをまわりたい。何とか治して欲しい。」との希望でした。私も最初は治せるかどうか半信半疑でしたが、半年後にはゴルフが出来るまでに回復させることが出来ました。後日「やっと願いが叶いました。」と報告していただけて安心しました。
 
ゴルフが出来るようになるまでは週1回のペースで施術し、同時並行で近所の温水プールでの歩行運動などをリハビリ的に行って頂きました。3か月ほどするとかなりの距離を歩けるようになってきたので、今度は少しずつゴルフのスイングを試してみたり、実際にラウンドを少しまわってもらうようにしました。その結果、患者さんの努力も功を奏して、オールラウンドをまわることが出来るくらいまでに回復しました。
 
ちなみに、この患者さんの場合は手術で腰椎を除去した部分が大きな空洞になっていますので、当然ながら正中線上または脊椎方向へ向かっての刺鍼は厳禁です。脊際の左右5cmくらい外から、大腰筋へ向かって慎重に刺鍼します。ボルトが入っていると腰椎周辺は異常に狭窄していますし、筋肉が強く硬化しているため刺鍼は容易ではありません。おそらく、余程の技量がないと大腰筋まで鍼尖を到達させることは困難であると思います。しかし、何とか刺し続けることが出来れば腰椎の間隙が広がってきますので、容易に刺鍼出来るようになります(とは言っても難しいと思いますが)。
 
また、脊柱管狭窄症の患者の多くは、血管を拡張させるような薬を常飲している場合が多いですから、鍼の太さや種類、刺鍼法に注意せねばなりません。症状によって多裂筋へ刺鍼したり、臀部の刺量を減らします。術後長期間経っていると起立筋群が強く拘縮しているケースが多いので、根気よく治療します。
 
基本的に骨に異常が見られない慢性腰痛の場合は、ほとんどのケースにおいて当院の鍼治療で改善させることが可能ですが、腰椎の手術歴があったり、骨の異常が重度であればあるほど改善し難くなります。特に脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離症は痛みの軽減はあっても、当院のような針治療でも完治は困難です。脊柱管狭窄症で腰椎を切除していても以上の症例のように著しく改善するケースもありますが、あくまでレアケースです。しかし、このように刺鍼すれば最近流行りの浅鍼治療や投薬治療よりも、遥かに高い確率で症状を改善させることが可能です。腰椎分離症は慢性腰痛の部類では最も重症であり鍼治療でも完治させることは困難です。
 


親指の痛み


30代男性。母指および示指の使い過ぎによる疼痛の治療。上の5本は第一・第二背側骨間筋から、母指内転筋に向けて直刺しています。下の2本は母指対立筋から母指内転筋に向けて直刺しています。すべて寸6の5番です。1回目で刺鍼直後に痛みが消えましたが、数日しても痛みが少し残っていたため、3回治療を継続して、完治しました。腱鞘炎を併発している場合は、前腕部にも刺鍼します。手を酷使する職業にはありがちな病態ですが、数回程度の施術で簡単に治すことが出来ます。


顎関節症


20代女性。顎関節症の治療。顎が動く時に収縮する筋肉は咬筋、側頭筋、内・外翼突筋の4つです。咬む動きで最も強く収縮するのは側頭筋ですが、顎関節症においては内・外翼突筋をゆるめることが最も重要です。刺鍼時は、頬骨弓と下顎切痕の間隙を拡大させ、翼突筋へ刺入しやすいように、口に折った紙コップなどを噛ませておきます。口を開け続けると顎周辺の筋肉が痙攣してしまったり、口をほとんど開けることが出来ない重症患者の場合は、紙コップなどを持続して挟んでおくのが困難ですので、少し口を開いておいてもらう感じで刺鍼します。基本は斉刺(さいし)ですが、下顎に近い部分は骨に沿わせて、少し内下方へ向けて刺鍼する内側翼突筋に当たりやすくなります。顔の肉の厚さや罹患筋の硬さにもよりますが、長さは1寸6分、太さは5番を基本とします。必要があれば側頭筋や頸部筋群にも刺鍼します。顎関節症も当院のような鍼治療以外では、完治させることは難しいようです。当院では数回の治療で症状の緩和または完治させることが可能です(普段から精神的なストレスが強度で、無意識に食いしばりや歯ぎしりが常態化している場合は定期的に鍼を刺すことである程度症状は改善出来ます)。


捻挫(ねんざ)


20代女性。内反捻挫の治療。日本の鍼灸学校の教科書だと、急性炎症患部への刺鍼は厳禁とされていますが、実際は刺鍼することで回復が早まります。軽傷であれば翌日には問題なく歩けるようになります。骨折でなければ、刺鍼だけで、RICE処置は必要ありません。必要があれば前脛骨筋にも刺鍼します。とりあえず、足をくじいたら骨折の疑いもありますから、まずは病院へ行って下さい。たまに整骨院を病院だと勘違いしている患者さんがいますが、ちゃんと病院でレントゲンを撮ってもらって、医師の診断を受けましょう。


肩こり、頭痛、背部痛、腰痛


10代女性。慢性的な肩こり、頭痛、背部痛、腰痛。当院が最も得意とする類の疼痛です。頭痛は完治しないと洗脳されている患者さんが多いですが、当院で鍼をすれば大体5回くらいで頭痛薬が不要になります。頭痛や腰痛に関しては、当院以上に安全で効果的な治療法は、今のところ他には存在しないように思われます。最近は肩甲間部(上背部)痛を訴える患者が増えていますが、この場合は三角筋、棘下筋、小円筋、脊際に刺鍼するとほとんどのケースで完治します。
 
ちなみに、当院の鍼治療と並行して、木枕(=硬枕、昭和期に西式健康法で開発された枕のこと)を常用するようにすると完治が早まり、症状再発の予防になります。西式健康法においては、木枕は睡眠時に利用するよう指導されていますが、私の研究では真逆でして、睡眠時に使うと正常な寝返りが打てなくなるため、睡眠時の使用を禁じています。木枕の効果的な使用法は1日1~3回程度、1回あたり5~20分程度の一時使用に留めることです。あくまで覚醒時の矯正器具として使用するのがベストです。また、西式では使用者本人の薬指の長さを木枕の高さとせよ、と言われていますが、実際には6cmの高さの木枕がほとんどの人に適合します。稀に後頭骨が大きく出ている人がいますが、この場合は6.5cmの木枕が適合することがあります。木枕は頸椎の亜脱臼を矯正し、正常な前湾を保ちやすくするため、ストレートネックやムチ打ち症、頚椎症、慢性頭痛、耳の異常、顔面の異常、頸椎ヘルニア、肩こりなどに効果的です。


棒灸について


現在、日本国内で販売されている棒灸はほとんど中国製で、銘柄も限られています。中国では10種類以上の銘柄が販売されていて、治療法によって細かく使い分けることが可能です。当院では厳選した日本では入手困難な特級棒灸を採用し、より高い効果が出せるよう努めています。棒灸は輻射熱で温めるため大変気持ちが良く、一度施術を受けるとヤミツキになると言う患者さんがほとんどです。灸痕が残らないため、顔面部など様々な場所に使えて便利です。現在は煙がほとんど出ず、熱量が高い、もぐさを炭化・圧縮させた最新の棒灸を使っています。これまでの棒灸は煙が多く出て、臭いもありましたが、最新の無煙棒灸は無臭かつセラミック効果も見込めるため、大変に効果が高いです。鍼治療と併用することで難治性の病態も治りやすくなります(棒灸治療を希望される場合は予約時に事前にご相談下さい。混みあっている時や急患が入った場合は灸治療をお断りすることがあります。)。


台座灸について


現在、当院で使っている台座灸です。当院では主に火傷しにくいソフトとマイルドを採用しています。最近はアマゾンや薬局でも購入出来るようになりました。家庭での使用もお勧めです。当院の「家庭で出来る灸治療」を参考に施灸されるのが理想です。


オスグット病、膝の痛み


病院でオスグット病と診断され、来院した男子高校生。部活で剣道をしているそうです。3回で完治させました。オスグット病は成長痛などとも呼び、中高生に多くみられる病態です。膝のお皿(膝蓋骨)の下に痛みが出るのが特徴で、病態が進行すると膝下の骨(脛骨粗面)が突出してきます。病院では特にこれと言った治療法がなく、完治させることは出来ないようです。当院では平均3回くらいの施術で完治させることが可能です。膝蓋靱帯上に痛みが出るため大腿直筋に原因があると考える医者もいるでしょうが、大半のケースでは脛骨外側面上部に付着する前脛骨筋に原因があります。その証拠に、前脛骨筋へ刺鍼し、筋を弛緩させてやることで完治します。その他、テニス肘や野球肘、シンスプリント、捻挫や突き指の後遺症、繰り返す肉離れなど、病院や他の手技では完治させ難いスポーツ障害の大半は、当院で簡単に完治させることが可能です。


手の痛み、指の痛み、腱鞘炎


60代女性。いつの間にかジワジワと中手指節関節の変形が始まり、何も持てぬほど指に激痛が走るようになったとのことで来院。近所の整形外科を受診したものの、結局原因不明と診断され、鎮痛薬を処方されたが一向に効かなかったらしい。1回目の治療後2日ほどで激痛は出なくなったが、まだ痛みが少し出るとのことで治療を継続。3回目の治療後に痛みは完全に消えたとのことで、とりあえず経過観察とした。DIP関節の変形、ヘバーデン結節の類はピアニストなど指を酷使する女性によく見られる病態であるが、結局はPIP関節、MCP関節で起こる病態と同様、前腕伸筋群の使い過ぎが根因である。その証拠に前腕伸筋群へ刺鍼することで、痛みが完全に消失することは珍しくなく、施術後、前腕を使い過ぎないようにすれば再発することもほとんどない。しかし、関節の変形が始まってしまっていると、現状ではその変形を止めることは困難である。


外反膝


30代男性。普段ランニングを趣味としているが、いつからか膝が内側に落ち込むような違和感を感じ出したため、何とかならないかと来院。医学的な初見からすれば、筋肉の使いすぎによる典型的な外反膝(内股)である。つまり、主に膝関節内側にて鵞足を形成する縫工筋、半腱様筋、薄筋などの慢性的な使いすぎによって、下肢の正常なアライメントが過剰に内側へとオフセットされている病態である。通常、股関節から膝関節、足関節をつなぐ下肢の荷重軸(ミクリッチ線)は一直線上にあるが、外反膝になるとこの軸が内側へずれ込んでくるのである。また、外反膝は足底内側への荷重を過剰に強いるため、足底腱膜炎も併発することがある。ゆえに、外反膝の治療は縫工筋、半腱様筋、薄筋、腓腹筋内側頭、足底内側筋群などへの刺鍼が基本となる。逆に、内反膝(ガニ股)の場合は大殿筋上部、大腿筋膜張筋、中殿筋、小殿筋、大腿二頭筋、腓腹筋外側頭、足底外側筋群へ刺鍼すれば良い。このように、当院における治療法の発想は至ってシンプルである。しかしながら、世の大半の鍼灸師は(著名な鍼灸師においても)、このような解剖学的かつ力学的知見に基づく刺鍼法を探求しないため、能書きや机上の空論ばかりでいつまで経ってもロクに治せず、患者からの信頼を得ることが出来ないのである。一人でも多くの鍼灸師が「経絡経穴現象」の呪縛から開放されんことを願って止まない。


背部痛、肩甲骨間の痛み


10代男性。部活で野球をやっているが肩甲骨の間から肝臓の裏あたりにかけての背部痛がひどいとのこと。背部痛は物理的な負荷によって引き起こされることも多々あるが、実際は精神的な過緊張、ストレス、内臓の異常、自律神経の興奮などによって引き起こされることの方が多い。精神的な異常が根底にあると完治は困難であるが、部活動その他の運動などによってコリが出ている場合であれば容易に鍼で完治しやすい。